日本のユネスコ世界ジオパーク

日本のユネスコ世界ジオパーク

ユネスコ世界ジオパークは、地球の成り立ちを物語る地形や地質を守りながら、教育や観光、防災に生かす地域をユネスコが認定する制度で、2015年にユネスコの正式な事業となりました。日本では2009年の洞爺湖有珠山・糸魚川・島原半島を皮切りに認定が続き、2026年4月にMine秋吉台が加わって11地域になりました。4年ごとに再審査があり、課題を指摘されると条件付きの再認定、いわゆるイエローカードとなる厳しい仕組みです。

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洞爺湖有珠山ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 北海道 洞爺湖町

洞爺湖有珠山ジオパーク

(とうやこうすざんじおぱーく)

洞爺湖有珠山ジオパークは、北海道の洞爺湖と有珠山を中心に、伊達市・豊浦町・壮瞥町・洞爺湖町の4市町を主な範囲とするジオパークです。約11万年前の巨大噴火でできた洞爺カルデラと、20世紀以降およそ20〜30年おきに噴火してきた有珠山が見どころで、2009年に糸魚川・島原半島とともに日本で初めて世界ジオパークに認定されました。

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アポイ岳ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 北海道 様似町

アポイ岳ジオパーク

(あぽいだけじおぱーく)

アポイ岳ジオパークは、北海道様似町の全域を範囲とするジオパークです。標高810メートルのアポイ岳は、地下深くのマントルをつくるかんらん岩が、ほとんど変質しないまま地表に現れた世界的にも珍しい山です。その特殊な土壌が低い山に多くの高山植物や固有の植物を育み、2015年に世界ジオパークに認定されました。プレートの衝突が生んだ大地の成り立ちを、山を歩きながら学べます。

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糸魚川ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 新潟県 糸魚川市

糸魚川ジオパーク

(いといがわじおぱーく)

糸魚川ジオパークは、新潟県の最も西にある糸魚川市の全域を範囲とするジオパークです。日本列島を東西に分ける糸魚川-静岡構造線が市内を通り、その東側にはフォッサマグナと呼ばれる大きな溝状の地帯が広がります。日本の国石であるヒスイの産地としても知られ、2009年に洞爺湖有珠山・島原半島とともに日本で初めて世界ジオパークに認定されました。

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白山手取川ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 石川県 白山市

白山手取川ジオパーク

(はくさんてどりがわじおぱーく)

白山手取川ジオパークは、石川県白山市の全域を範囲とするジオパークで、2023年に国内10番目の世界ジオパークに認定されました。標高2702メートルの白山に降り積もった雪が、急流の手取川となって山を削り、ふもとに広い扇状地を築いて日本海へ注ぐまでの水の旅がテーマです。恐竜の化石を含む中生代の地層や、川が刻んだ深い峡谷も見どころです。

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伊豆半島ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 静岡県 伊豆市

伊豆半島ジオパーク

(いずはんとうじおぱーく)

伊豆半島ジオパークは、静岡県の伊豆半島の市町が一体となって活動するジオパークで、2018年に世界ジオパークに認定されました。伊豆はもともと南の海にあった海底火山や火山島の集まりで、フィリピン海プレートに乗って北へ移動し、本州に衝突して半島になったという珍しい生い立ちを持ちます。火山がつくった海岸や滝、湧き出る温泉が、半島のいたるところで見られます。

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山陰海岸ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 兵庫県 新温泉町

山陰海岸ジオパーク

(さんいんかいがんじおぱーく)

山陰海岸ジオパークは、京都府・兵庫県・鳥取県の3府県にまたがり、京丹後市から鳥取市まで日本海沿いに続く海岸一帯のジオパークです。日本列島がアジア大陸から離れて日本海ができていく過程を物語る地層や岩石が連なり、2010年に世界ジオパークに認定されました。柱状節理の玄武洞、花崗岩の断崖が続く浦富海岸、鳥取砂丘など、変化に富んだ海岸の景観が見どころです。

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隠岐ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 島根県 隠岐の島町

隠岐ジオパーク

(おきじおぱーく)

隠岐ジオパークは、島根県の島根半島の沖合に浮かぶ隠岐諸島全体を範囲とするジオパークで、2013年に世界ジオパークに認定されました。大陸の一部だった時代の岩石、日本海の誕生、火山活動による島の形成という大地の成り立ちに加え、北方系と南方系の植物が混じり合う独特の生態系と、そこで育まれた島の暮らしや歴史を一体として伝えています。

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Mine秋吉台ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 山口県 美祢市

Mine秋吉台ジオパーク

(みねあきよしだいじおぱーく)

Mine秋吉台ジオパークは、山口県美祢市の全域を範囲とするジオパークで、2026年4月に日本で11番目の世界ジオパークに認定されました。国内最大級のカルスト台地である秋吉台の白い石灰岩、大嶺炭田で掘られた黒い無煙炭、奈良の大仏にも使われた長登銅山の赤い銅という三色の大地の恵みと、それを生かしてきた人々の営みがテーマです。

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室戸ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 高知県 室戸市

室戸ジオパーク

(むろとじおぱーく)

室戸ジオパークは、高知県の東部で太平洋に突き出す室戸半島にある室戸市の全域を範囲とするジオパークで、2011年に世界ジオパークに認定されました。海のプレートが陸の下に沈み込む場所でつくられた付加体の地層と、大地震のたびに隆起してきた海成段丘が見どころで、プレートの動きが今も大地を形づくっている様子を間近に感じられます。

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島原半島ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 長崎県 島原市

島原半島ジオパーク

(しまばらはんとうじおぱーく)

島原半島ジオパークは、長崎県の島原半島にある島原市・雲仙市・南島原市の3市を範囲とするジオパークで、2009年に日本で初めて世界ジオパークに認定された3地域の一つです。半島の中央にそびえる雲仙火山は、1990年からの噴火で溶岩ドームの平成新山を生み、大きな災害ももたらしました。火山の恵みと災害の記憶を、ともに未来へ伝える活動が続けられています。

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阿蘇ジオパーク
🌿 自然⛰️ 名所
📍 熊本県 阿蘇市

阿蘇ジオパーク

(あそじおぱーく)

阿蘇ジオパークは、熊本県の阿蘇地域に広がるジオパークで、2014年に日本で7番目の世界ジオパークに認定されました。約27万年前から約9万年前にかけて4回の巨大噴火が起きてできた阿蘇カルデラは、南北約25キロメートル、東西約18キロメートルにおよびます。その内側には今も噴煙を上げる中岳と町や田畑があり、火山とともに暮らす人々の営みを間近に見られます。

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❓ 日本のユネスコ世界ジオパークのよくある質問

Q.日本で最初に世界ジオパークに認定されたのはどこですか?

A.2009年8月に認定された洞爺湖有珠山ジオパーク、糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパークの3地域です。その後、2010年に山陰海岸ジオパーク、2011年に室戸ジオパーク、2013年に隠岐ジオパーク、2014年に阿蘇ジオパーク、2015年にアポイ岳ジオパーク、2018年に伊豆半島ジオパーク、2023年に白山手取川ジオパークが続き、2026年4月にMine秋吉台ジオパークが加わって11地域になりました。

Q.日本のユネスコ世界ジオパークは、一度認定されればずっと続くのですか?

A.続くとは限らず、4年ごとの再審査で課題を指摘されると、条件付きの再認定、いわゆるイエローカードとなります。山陰海岸ジオパークは2022年に地質資源の扱いをめぐって条件付きの再認定となりましたが、改善が認められ、2024年に4年間の再認定を受けました。糸魚川ジオパークと隠岐ジオパークも、2025年に4年間の再認定を受けています。

Q.洞爺湖有珠山ジオパーク、島原半島ジオパーク、阿蘇ジオパークに共通するのは何ですか?

A.いずれも、火山とともに暮らしてきた人々の営みを伝える地域です。洞爺湖有珠山ジオパークでは、2000年の噴火の前に1万人を超える住民が避難して犠牲者を出さずにすみました。島原半島ジオパークは1990年からの噴火で生まれた平成新山を抱え、阿蘇ジオパークでは今も噴煙を上げる中岳のある巨大なカルデラの中に町や田畑が広がっています。

Q.日本のユネスコ世界ジオパークは、どのくらいの範囲に広がっていますか?

A.11地域は北海道から長崎県・熊本県まで広がり、山陰海岸ジオパークのように京都府・兵庫県・鳥取県の3府県にまたがる地域もあります。最も離れているのはアポイ岳ジオパークと島原半島ジオパークで、直線距離は約1520kmです。最も近いのは島原半島ジオパークと阿蘇ジオパークで、約70kmしか離れていません。

Q.Mine秋吉台ジオパークの「白・黒・赤」とは何ですか?

A.大地の恵みを表す三つの色で、それを生かしてきた人々の営みとともに、Mine秋吉台ジオパークのテーマになっています。白は秋吉台の石灰岩、黒は大嶺炭田で掘られた無煙炭、赤は長登銅山の銅の鉱石を指します。大嶺炭田では明治の中ごろから1991年まで良質な無煙炭が掘られ、長登銅山の銅は東大寺の大仏にも使われたことが分かっています。

📍 所在地マップ