ユネスコ世界ジオパークは、地球の成り立ちを物語る地形や地質を守りながら、教育や観光、防災に生かす地域をユネスコが認定する制度で、2015年にユネスコの正式な事業となりました。日本では2009年の洞爺湖有珠山・糸魚川・島原半島を皮切りに認定が続き、2026年4月にMine秋吉台が加わって11地域になりました。4年ごとに再審査があり、課題を指摘されると条件付きの再認定、いわゆるイエローカードとなる厳しい仕組みです。
A.2009年8月に認定された洞爺湖有珠山ジオパーク、糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパークの3地域です。その後、2010年に山陰海岸ジオパーク、2011年に室戸ジオパーク、2013年に隠岐ジオパーク、2014年に阿蘇ジオパーク、2015年にアポイ岳ジオパーク、2018年に伊豆半島ジオパーク、2023年に白山手取川ジオパークが続き、2026年4月にMine秋吉台ジオパークが加わって11地域になりました。
A.続くとは限らず、4年ごとの再審査で課題を指摘されると、条件付きの再認定、いわゆるイエローカードとなります。山陰海岸ジオパークは2022年に地質資源の扱いをめぐって条件付きの再認定となりましたが、改善が認められ、2024年に4年間の再認定を受けました。糸魚川ジオパークと隠岐ジオパークも、2025年に4年間の再認定を受けています。
A.いずれも、火山とともに暮らしてきた人々の営みを伝える地域です。洞爺湖有珠山ジオパークでは、2000年の噴火の前に1万人を超える住民が避難して犠牲者を出さずにすみました。島原半島ジオパークは1990年からの噴火で生まれた平成新山を抱え、阿蘇ジオパークでは今も噴煙を上げる中岳のある巨大なカルデラの中に町や田畑が広がっています。
A.11地域は北海道から長崎県・熊本県まで広がり、山陰海岸ジオパークのように京都府・兵庫県・鳥取県の3府県にまたがる地域もあります。最も離れているのはアポイ岳ジオパークと島原半島ジオパークで、直線距離は約1520kmです。最も近いのは島原半島ジオパークと阿蘇ジオパークで、約70kmしか離れていません。
A.大地の恵みを表す三つの色で、それを生かしてきた人々の営みとともに、Mine秋吉台ジオパークのテーマになっています。白は秋吉台の石灰岩、黒は大嶺炭田で掘られた無煙炭、赤は長登銅山の銅の鉱石を指します。大嶺炭田では明治の中ごろから1991年まで良質な無煙炭が掘られ、長登銅山の銅は東大寺の大仏にも使われたことが分かっています。