山陰海岸ジオパーク

(さんいんかいがんじおぱーく)
📍 近畿兵庫県 新温泉町🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

山陰海岸ジオパークは、京都府・兵庫県・鳥取県の3府県にまたがり、京丹後市から鳥取市まで日本海沿いに続く海岸一帯のジオパークです。日本列島がアジア大陸から離れて日本海ができていく過程を物語る地層や岩石が連なり、2010年に世界ジオパークに認定されました。柱状節理の玄武洞、花崗岩の断崖が続く浦富海岸、鳥取砂丘など、変化に富んだ海岸の景観が見どころです。

【歴史】

山陰海岸ジオパークの大地には、日本列島がまだアジア大陸の一部だった時代の花崗岩から、大陸から離れて日本海が広がっていった時代の地層、その後の火山活動の跡までが残されています。2008年に日本ジオパークに、2010年10月に世界ジオパークに認定されました。2022年には地質資源の扱いをめぐって条件付きの再認定となりましたが、改善が認められ、2024年に4年間の再認定を受けました。

【特徴】

山陰海岸ジオパークでは、東西に長い海岸線そのものが大地の歴史を伝える野外の博物館になっています。日本海の荒波と冬の季節風は、硬い岩をうがって洞門や岩礁をつくり、軟らかい岩を削って入り江や砂浜を広げてきました。こうして岩の海岸と砂浜が交互に現れる景観が生まれました。歩くと音が鳴る鳴き砂の浜や、風が砂を吹き寄せてできた鳥取砂丘も、その成り立ちの一部です。

【見どころ】

豊岡市の玄武洞では、約160万年前の噴火で流れ出た溶岩が冷え固まる時にできた、六角形などの細長い柱を束ねたような柱状節理を間近に見られます。岩美町の浦富海岸は花崗岩の断崖や小島が連なる景勝地で、遊覧船から海食洞や岩礁を眺められます。兵庫県新温泉町にある山陰海岸ジオパーク館では、ジオパーク全体の成り立ちを展示で紹介しています。

【トリビア】

玄武洞は、溶岩からできた黒っぽい岩石を玄武岩と呼ぶ由来になった場所として知られます。さらに1926年、京都帝国大学の松山基範はここの岩石が現在とは逆向きに磁化していることを見つけ、地球の磁場がかつて逆転していたことを示しました。その功績をたたえ、約258万年前から約77万年前までの地磁気が逆転していた時代は、松山逆磁極期と呼ばれています。

📅 最終更新: 2026/10/8
山陰海岸ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です