阿蘇ジオパーク

(あそじおぱーく)
📍 九州熊本県 阿蘇市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

阿蘇ジオパークは、熊本県の阿蘇地域に広がるジオパークで、2014年に日本で7番目の世界ジオパークに認定されました。約27万年前から約9万年前にかけて4回の巨大噴火が起きてできた阿蘇カルデラは、南北約25キロメートル、東西約18キロメートルにおよびます。その内側には今も噴煙を上げる中岳と町や田畑があり、火山とともに暮らす人々の営みを間近に見られます。

【歴史】

阿蘇カルデラは、約27万年前から約9万年前までに起きた4回の巨大噴火によって大地が陥没してできました。最後の噴火の火砕流は海を越えて山口県まで達したと考えられ、火山灰は北海道でも見つかっています。その後カルデラの中に中岳などの中央火口丘群が育ちました。熊本県阿蘇市を中心とするこの地域は2009年に日本ジオパーク、2014年9月に世界ジオパークに認定されています。

【特徴】

阿蘇ジオパークの特徴は、巨大なカルデラの中で人々が暮らしていることです。カルデラの北側の阿蘇谷と南側の南郷谷には町や村、田畑が広がり、外輪山の斜面には牛や馬の放牧に使われてきた広大な草原が続きます。この草原は野焼きや採草によって長い年月をかけて守られてきたもので、2013年には阿蘇の草原を生かした農業が世界農業遺産に認定されました。

【見どころ】

北外輪山の大観峰からは、カルデラの底に広がる田畑と町並み、その向こうに並ぶ阿蘇五岳を一望できます。中央火口丘の草千里ヶ浜は火口の跡が草原になった場所で、そばには阿蘇の成り立ちを紹介する阿蘇火山博物館があります。活動を続ける中岳の火口は、噴火警戒レベルや火山ガスの状況によって近づけないことがあるため、出かける前に最新の規制情報を確かめておくと安心です。

【トリビア】

阿蘇の神話では、阿蘇大明神とされる健磐龍命が、湖だったカルデラの水を外へ流して田畑を開くため、外輪山を蹴破ったと語られています。その場所とされるのが、カルデラの水が流れ出る唯一の出口である立野の谷です。2016年の熊本地震ではこの付近で大規模な斜面崩壊が起きて阿蘇大橋が崩落しましたが、2021年に新しい阿蘇大橋が開通しました。

📅 最終更新: 2026/10/8
阿蘇ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です