室戸ジオパーク

(むろとじおぱーく)
📍 四国高知県 室戸市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

室戸ジオパークは、高知県の東部で太平洋に突き出す室戸半島にある室戸市の全域を範囲とするジオパークで、2011年に世界ジオパークに認定されました。海のプレートが陸の下に沈み込む場所でつくられた付加体の地層と、大地震のたびに隆起してきた海成段丘が見どころで、プレートの動きが今も大地を形づくっている様子を間近に感じられます。

【歴史】

室戸ジオパークの岩石の多くは、数千万年前の海底にたまった砂や泥の層が、海のプレートの沈み込みによって陸側に押し付けられてできた付加体です。その後も南海トラフで繰り返す大地震のたびに土地が持ち上がり、かつての海岸が階段状の段丘として残りました。高知県室戸市にあるこの地域は2008年に日本ジオパークに認定され、2011年9月に世界ジオパークに加わっています。

【特徴】

室戸岬の周辺では、砂岩と泥岩が交互に重なったタービダイト層が、プレートの力で激しく折れ曲がったり、垂直近くまで立ち上がったりした姿で海岸に現れています。岬の先端付近には、地下深くでマグマが冷え固まった斑れい岩も見られます。半島の山側には、波が削った平らな面が隆起してできた海成段丘が何段も続き、大地が今も持ち上がり続けていることを示しています。

【見どころ】

室戸岬の海沿いには約2.6キロメートルの乱礁遊歩道が通り、波に削られた岩の間を歩きながら、隆起した岩棚や付加体の地層を観察できます。岬の近くには若き日の空海が修行したと伝わる御厨人窟があり、岬の丘には四国八十八箇所の最御崎寺が建っています。室戸世界ジオパークセンターでは、室戸の大地の成り立ちと人々の暮らしを展示や映像で紹介しています。

【トリビア】

空海は御厨人窟で修行した際、洞窟から見えるのが空と海だけだったことから、空海と名乗るようになったと伝えられています。室戸の沖では海洋深層水がくみ上げられ、飲料や食品などに生かされています。1946年の昭和南海地震では室戸の土地が隆起し、室津の港が浅くなって船の出入りに支障が出たと記録されており、大地の動きは暮らしと切り離せないものになっています。

📅 最終更新: 2026/10/8
室戸ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です