島原半島ジオパーク

(しまばらはんとうじおぱーく)
📍 九州長崎県 島原市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

島原半島ジオパークは、長崎県の島原半島にある島原市・雲仙市・南島原市の3市を範囲とするジオパークで、2009年に日本で初めて世界ジオパークに認定された3地域の一つです。半島の中央にそびえる雲仙火山は、1990年からの噴火で溶岩ドームの平成新山を生み、大きな災害ももたらしました。火山の恵みと災害の記憶を、ともに未来へ伝える活動が続けられています。

【歴史】

島原半島ジオパークの中心にある雲仙火山は、数十万年にわたって噴火を繰り返してきた火山です。1792年には眉山が大きく崩れて有明海に津波を起こし、対岸の肥後を含めて約1万5000人が犠牲になりました。1990年11月には198年ぶりに普賢岳が噴火し、1991年6月3日の大火砕流では43人が犠牲になっています。島原半島は2009年8月に日本初の世界ジオパークの一つに認定されました。

【特徴】

島原半島の中央部は、大地が南北に引っ張られて落ち込んだ雲仙地溝と呼ばれる帯状のくぼ地で、その中に雲仙火山が育ちました。粘り気の強いマグマは溶岩ドームをつくりやすく、それが崩れると高温の火砕流が発生します。一方で火山は豊かな湧き水と温泉ももたらし、島原の湧水群や雲仙温泉、小浜温泉など、恵みの面も暮らしに深く根づいています。

【見どころ】

長崎県島原市にある雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)では、平成の噴火の実態や火砕流の仕組みを映像や展示で学べます。水無川の流域には、土石流に埋まった家屋を残す土石流被災家屋保存公園や、火砕流で焼けた旧大野木場小学校の被災校舎が保存されています。雲仙市の仁田峠からは、標高1483メートルの平成新山が間近に迫る景色を眺められます。

【トリビア】

雲仙岳災害記念館の愛称のがまだすは、島原の言葉で「がんばる」という意味で、噴火災害から立ち上がろうとする地域の思いが込められています。噴火で生まれた平成新山は今も立ち入りが禁じられ、山頂の溶岩ドームは観測が続けられています。また眉山の崩壊で有明海に生まれた小島の群れは九十九島と呼ばれ、今も島原の沖に浮かんで、江戸時代の大災害を静かに伝えています。

📅 最終更新: 2026/10/8
島原半島ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です