伊豆半島ジオパーク

(いずはんとうじおぱーく)
📍 中部静岡県 伊豆市🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

伊豆半島ジオパークは、静岡県の伊豆半島の市町が一体となって活動するジオパークで、2018年に世界ジオパークに認定されました。伊豆はもともと南の海にあった海底火山や火山島の集まりで、フィリピン海プレートに乗って北へ移動し、本州に衝突して半島になったという珍しい生い立ちを持ちます。火山がつくった海岸や滝、湧き出る温泉が、半島のいたるところで見られます。

【歴史】

伊豆半島の土台は、本州から遠く離れた南の海で噴火を繰り返していた海底火山の群れです。それらはフィリピン海プレートに乗って北上し、およそ100万年前に本州に衝突しました。その後、陸上の大きな火山が噴火を重ねて今のような半島の姿が整い、さらに半島の東部では新しい小さな火山が生まれました。伊豆半島ジオパークは2012年に日本ジオパーク、2018年4月に世界ジオパークに認定されています。

【特徴】

伊豆半島ジオパークでは、海底火山の時代、陸上の大型火山の時代、小さな火山が次々に生まれる時代という三つの段階の大地を見比べられます。半島東部の伊豆東部火山群では噴火のたびに場所を変えて小さな火山ができ、1989年には伊東市の沖で海底噴火が起きました。プレートの衝突は今も続いており、その力は活断層や地震、そして半島の各地に湧く温泉としても表れています。

【見どころ】

伊東市の大室山は、約4000年前の噴火でできたお椀を伏せたような形のスコリア丘で、山頂の火口を一周する遊歩道からは海や富士山を見渡せます。大室山から流れ出た溶岩が海に達してできた城ヶ崎海岸では、切り立った断崖と吊り橋の景観を楽しめます。西海岸の堂ヶ島では、海底火山の噴出物が積もってできた白い地層の岩場や洞窟を船の上から眺められます。

【トリビア】

1930年の北伊豆地震では、半島の付け根にある丹那断層が大きくずれ動き、当時掘り進めていた丹那トンネルの坑道も食い違ったと伝えられています。函南町の丹那断層公園では、地震で横にずれた水路や石垣の跡を今も見ることができ、断層は国の天然記念物に指定されています。伊豆市修善寺のジオリアは伊豆半島ジオパークの拠点施設で、半島の成り立ちを分かりやすく紹介しています。

📅 最終更新: 2026/10/8
伊豆半島ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です