洞爺湖有珠山ジオパーク

(とうやこうすざんじおぱーく)
📍 北海道北海道 洞爺湖町🌿 自然⛰️ 名所

【概要】

洞爺湖有珠山ジオパークは、北海道の洞爺湖と有珠山を中心に、伊達市・豊浦町・壮瞥町・洞爺湖町の4市町を主な範囲とするジオパークです。約11万年前の巨大噴火でできた洞爺カルデラと、20世紀以降およそ20〜30年おきに噴火してきた有珠山が見どころで、2009年に糸魚川・島原半島とともに日本で初めて世界ジオパークに認定されました。

【歴史】

洞爺湖有珠山ジオパークの舞台は、約11万年前の巨大噴火で生まれたくぼ地に水がたまった洞爺カルデラです。その南の縁では1万〜2万年前ごろから有珠山が育ち、20世紀以降も1910年、1943〜45年、1977〜78年、2000年と噴火を繰り返してきました。地域は2008年に日本ジオパークに、翌2009年8月には糸魚川・島原半島とともに日本で初めて世界ジオパークに認定されています。

【特徴】

洞爺湖は東西約11キロメートル、南北約9キロメートルのほぼ円形のカルデラ湖で、中央には約5万年前の火山活動でできた溶岩ドームの中島が浮かびます。有珠山は粘り気の強いマグマが地表近くまで上がって大地を押し上げるのが特徴で、噴火のたびに新しい山や断層が生まれてきました。周辺の温泉も火山の恵みで、人々は災害と恵みの両方と付き合いながら暮らしてきました。

【見どころ】

2000年の噴火で生まれた西山山麓の火口群には散策路が整えられ、地面の隆起で波打った道路や壊れた建物を間近に見ることができます。洞爺湖温泉にある洞爺湖ビジターセンター・火山科学館では、噴火の記録を映像や展示でたどれます。壮瞥町の昭和新山は1943年から45年にかけて麦畑が持ち上がって生まれた山で、国の特別天然記念物です。散策路は冬に閉鎖される期間があります。

【トリビア】

昭和新山の誕生を記録し続けたのは、地元の郵便局長だった三松正夫です。戦時中で火山の情報が伏せられるなか、日々の隆起を観測して一枚の図にまとめ、ミマツダイヤグラムと呼ばれるこの記録は1948年の国際会議で紹介されて世界の注目を集めました。2000年の噴火では、噴火の前に1万人を超える住民が避難して犠牲者を出さずにすみ、火山と共生する地域の取り組みとして知られています。

📅 最終更新: 2026/10/8
洞爺湖有珠山ジオパーク
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です