現存天守12城

現存天守12城

江戸時代以前に建造され、現代まで保存されている天守を持つ12の日本の城です。戦災や明治の廃城令、天災を乗り越えて生き残った貴重な文化遺産であり、国宝5城(姫路、松本、彦根、犬山、松江)と重要文化財7城(弘前、丸岡、備中松山、丸亀、松山、宇和島、高知)から成ります。

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弘前城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 青森県 弘前市

弘前城

(ひろさきじょう)

弘前城は青森県弘前市にある城で、津軽為信の子・信枚が1611年に完成させました。五層の天守は1627年の落雷で焼失し、1810年に隅櫓を改造した三層の御三階櫓が築かれて東北地方で唯一の現存天守として残ります。石垣修理のため2015年に約78メートル曳家され、天守内部の公開は長期休止中です。園内は約2600本の桜が咲く名所です。

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丸岡城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 福井県 坂井市

丸岡城

(まるおかじょう)

丸岡城は福井県坂井市にある城で、別名を霞ヶ城といいます。1576年に織田信長の命を受けた柴田勝豊が、一向一揆に備えて築いたと伝えられます。二重三階の天守は北陸で唯一の現存天守で、笏谷石の石瓦を葺き、国の重要文化財に指定されています。1948年の福井地震で倒壊しましたが、部材を組み直して1955年によみがえりました。年輪年代調査では江戸時代初期の建築とみられています。

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松本城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 長野県 松本市

松本城

(まつもとじょう)

松本城は長野県松本市にある国宝の城で、1504年に小笠原氏が築いた深志城を起源とし、1590年代に石川数正・康長父子が天守群を整備しました。白漆喰と黒漆塗りの下見板張りが対比をなす五重六階の天守は現存する五重天守のなかで最古とされ、月見櫓や赤い埋橋、北アルプスの眺望も魅力です。明治には市川量造ら有志が資金を集めて解体を免れました。

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犬山城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 愛知県 犬山市

犬山城

(いぬやまじょう)

犬山城は愛知県犬山市の木曽川南岸の丘に築かれた平山城です。1537年(天文6年)に織田信長の叔父の織田信康が築いたと伝わり、1617年からは成瀬家が幕末まで九代にわたり城主を務めました。三層四階地下二階の望楼型の天守は国宝五天守のひとつで、2021年の年輪年代法の調査で現存最古の天守と確認されています。最上階の廻縁からは木曽川を見渡せます。

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彦根城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 滋賀県 彦根市

彦根城

(ひこねじょう)

滋賀県彦根市にある城です。井伊直継・直孝によって約20年の歳月をかけて築城されました。別名を「金亀城(こんきじょう)」といいます。多彩な屋根の破風(はふ)が重なり合う美しい外観が特徴です。ゆるキャラ「ひこにゃん」でも有名です。

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姫路城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 兵庫県 姫路市

姫路城

(ひめじじょう)

姫路城は兵庫県姫路市にある日本を代表する城郭で、白漆喰の優美な外観から「白鷺城」とも呼ばれます。江戸時代初期に建造された天守は国宝に指定され、1993年には日本初の世界文化遺産に登録されました。大天守は現存天守の中で最大の規模を誇り、大天守と3つの小天守を渡櫓でつないだ連立式天守は日本建築の最高傑作とされています。

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松江城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 島根県 松江市

松江城

(まつえじょう)

松江城は島根県松江市にある国宝の城で、1611年に堀尾吉晴が宍道湖畔の亀田山に築きました。黒い下見板張りの実戦的な天守は千鳥破風の姿から「千鳥城」とも呼ばれ、天守内に井戸が現存するのはここだけです。2012年に完成年を記した祈祷札が松江神社で再発見されたことが決め手となり、2015年に64年ぶり5番目の国宝天守に指定されました。

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備中松山城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 岡山県 高梁市

備中松山城

(びっちゅうまつやまじょう)

備中松山城は岡山県高梁市にある城で、現存天守12城の中で唯一の本格的な山城です。臥牛山の一峰、標高約430メートルの小松山山頂に築かれ、現在の二層二階の天守は1683年に水谷勝宗が大改修したものです。10月から12月の早朝には盆地に霧が広がり、雲海に浮かぶ「天空の城」の姿が見られます。麓からはシャトルバスと徒歩20分以上の登山が必要です。

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丸亀城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 香川県 丸亀市

丸亀城

(まるがめじょう)

丸亀城は香川県丸亀市にある城で、1597年に生駒親正・一正父子が築き、現在の天守は1660年に完成しました。4層に重なる石垣の総高は約60メートルで単独の城郭として日本一を誇り、上に行くほど反り上がる「扇の勾配」が見事です。天守は三重三階、高さ約15メートルと現存天守で最も小さく、2018年の豪雨で崩落した石垣の復旧工事が今も続いています。

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松山城(伊予)
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 愛媛県 松山市

松山城(伊予)

(まつやまじょう)

松山市の中心に位置する標高132mの勝山に築かれた平山城です。「賤ヶ岳の七本槍」の一人、加藤嘉明が築城を開始しました。山頂の本丸からは松山市街や瀬戸内海を一望でき、夜景スポットとしても人気があります。

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宇和島城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 愛媛県 宇和島市

宇和島城

(うわじまじょう)

宇和島城は、愛媛県宇和島市にある城で、941年に橘遠保が砦を築いたのが始まりと伝わり、1601年に藤堂高虎が初めて天守を建てたとされます。築城当時は海に接した海城で、上から見ると不等辺五角形になる縄張を持ちます。1615年からは宇和島伊達家9代の居城となり、2代宗利が1666年ごろに建て替えた三重三階の天守が現存し、現存十二天守の一つに数えられます。

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高知城
🏯 歴史⛰️ 名所
📍 高知県 高知市

高知城

(こうちじょう)

高知城は高知県高知市にある日本三大夜城の一つで、現存十二天守の一つです。四季を通じた夜間イベントが充実しており、春の「高知城花回廊」、夏の「お城まつり」、冬のプロジェクションマッピングなど年間を通して楽しめます。天守と追手門が一緒に写せる美しい撮影スポットとしても人気です。

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❓ 現存天守12城のよくある質問

Q.現存天守12城のうち国宝の城はどれですか?

A.国宝は姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城の5城で、残る弘前城・丸岡城・備中松山城・丸亀城・松山城・宇和島城・高知城の7城は重要文化財です。松江城は2012年に完成年を記した祈祷札が再発見されたことが決め手となり、2015年に64年ぶり5番目の国宝天守に指定されました。

Q.現存天守12城で最も古い天守はどれですか?

A.犬山城です。2021年に名古屋工業大学が年輪年代法で調べた結果、一階から四階までの部材が1585年(天正13年)からの三年間に伐採された木材と判明し、現存最古と確認されました。長らく最古と語られてきた丸岡城は、2019年に公表された調査で江戸時代初期の建築である可能性が高いとされています。

Q.現存天守12城で最も新しい天守はどれですか?

A.松山城(伊予)です。1784年の落雷で焼失したのち1854年に再建された天守で、江戸時代までの姿を伝える現存12天守の中では最も新しい建物にあたります。三重三階地下一階の天守を小天守や櫓が取り囲む連立式の構えをとっています。

Q.現存天守12城の天守はなぜ取り壊されずに残ったのですか?

A.城ごとに事情が異なります。松本城は明治に解体の危機にありましたが、市川量造ら地元有志が博覧会で資金を集めて買い戻しました。備中松山城は山城で解体費用がかかりすぎるとして放置され、結果的に生き残りました。姫路城は空襲で天守に焼夷弾が落ちたものの、不発だったため焼失をまぬがれました。

Q.現存天守12城はどの地域に分布していますか?

A.12城は11県にあり、愛媛県には松山城と宇和島城の2城があります。東北地方で唯一の現存天守が弘前城、北陸地方で唯一が丸岡城で、ほかの城は中部・近畿・中国・四国地方にあります。最も離れた弘前城と宇和島城は直線距離で約1080km離れています。

📍 所在地マップ

123745689101211弘前城松本城丸岡城犬山城松江城宇和島城200 km地図データ: Natural Earth
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