【概要】
姫路城は兵庫県姫路市にある日本を代表する城郭で、白漆喰の優美な外観から「白鷺城」とも呼ばれます。江戸時代初期に建造された天守は国宝に指定され、1993年には日本初の世界文化遺産に登録されました。大天守は現存天守の中で最大の規模を誇り、大天守と3つの小天守を渡櫓でつないだ連立式天守は日本建築の最高傑作とされています。
【歴史】
姫路城は兵庫県姫路市にある日本を代表する城郭で、1346年に赤松貞範が砦を築いたのが始まりとされます。現在の姿は1609年に池田輝政が大改修して整えたもので、大天守は国宝に指定されています。白漆喰で塗り込められた外観から「白鷺城」の愛称で親しまれ、1993年には法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産に登録されました。太平洋戦争の姫路空襲を奇跡的に免れ、創建当時の姿を今に伝えています。
【特徴】
姫路城は大天守と3つの小天守を渡櫓でつないだ「連立式天守」で、現存する城郭としては日本最大級の規模を誇ります。白漆喰の壁は防火や防水に役立つだけでなく、狭間や石落としの位置を敵に悟らせない働きもしていました。城内の通路は螺旋を描くように折れ曲がり、攻め込んだ敵が迷うよう巧みに設計されています。2009年から2015年にかけての「平成の大修理」により、白く輝く姿がよみがえりました。
【見どころ】
大天守は最上階まで登ることができ、窓からは城下の町並みを一望できます。千姫ゆかりの西の丸長局や化粧櫓では、江戸時代の暮らしぶりをうかがい知ることができるでしょう。桜門橋や三の丸広場から見上げる天守は絶好の撮影ポイントで、約1000本の桜が咲く春や紅葉の季節はとりわけ美しく映ります。夜間のライトアップも行われ、隣接する日本庭園の好古園とあわせて楽しめます。
【トリビア】
「白鷺城」の名は、白い姿が羽を広げた白鷺に似ていることに由来するといわれます。太平洋戦争の空襲では天守に焼夷弾が落ちましたが、不発だったため焼失をまぬがれました。平成の大修理には総事業費およそ28億円が投じられ、素屋根の設営費と補修費を合わせた大規模な事業となっています。時代劇や映画のロケ地としてもたびたび使われ、江戸城などに見立てて撮影されてきました。
