備中松山城

(びっちゅうまつやまじょう)
切り替え:📍 中国岡山県 高梁市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

備中松山城は岡山県高梁市にある城で、現存天守12城の中で唯一の本格的な山城です。臥牛山の一峰、標高約430メートルの小松山山頂に築かれ、現在の二層二階の天守は1683年に水谷勝宗が大改修したものです。10月から12月の早朝には盆地に霧が広がり、雲海に浮かぶ「天空の城」の姿が見られます。麓からはシャトルバスと徒歩20分以上の登山が必要です。

【歴史】

鎌倉時代に砦が築かれたのが始まりとされ、戦国時代に三村氏によって本格的な山城として整備されました。現在の天守は天和3年(1683年)に水谷勝宗によって大改修されたものです。山城であるがゆえに、明治の廃城令後も解体費用がかかりすぎると判断されて放置され、結果的に生き残りました。昭和初期には荒廃して倒壊寸前でしたが、市民の修復運動により昭和15年に修理され、現在に至ります。

【特徴】

現存天守12城の中で唯一の本格的な山城(やまじろ)です。臥牛山(がぎゅうざん、標高480メートル)の一峰である小松山の山頂、標高約430メートルの地点に築かれており、天然の巨大な岩盤を巧みに利用した石垣など、難攻不落の要塞としての特徴を色濃く残しています。天守自体は二層二階と小規模ですが、山上に立つその姿は堂々としており、麓から登城してたどり着くまでの厳しい道のりを含めて、「攻める城」の厳しさを体感できる稀有な城です。

【見どころ】

秋から冬(特に10月〜12月)にかけての早朝、気象条件が揃うと周辺の盆地に濃い霧が発生し、山頂の城だけが雲海の上に浮かんでいるような幻想的な風景が見られます。これが「天空の城」と呼ばれる所以であり、対岸の展望台からの眺めはまさに絶景です。また、近年は城内にて、迷い猫から城主になった猫「さんじゅーろー」が観光客を出迎えてくれることでも人気を集めています。

【トリビア】

NHKの大河ドラマ『真田丸』のオープニング映像で、備中松山城の映像がCG加工のベースとして使用されたことでも話題になりました。しかし、あまりにも険しい場所にあるため、観光で訪れる際も、麓からシャトルバスに乗り、さらにそこから徒歩(軽い登山)で20分以上歩く必要があります。「現存天守で最も行くのが大変な城」としても知られていますが、登りきった時の達成感はひとしおです。

📅 最終更新: 2026/9/17
備中松山城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です