犬山城

(いぬやまじょう)
切り替え:📍 中部愛知県 犬山市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

犬山城は愛知県犬山市の木曽川南岸の丘に築かれた平山城です。1537年(天文6年)に織田信長の叔父の織田信康が築いたと伝わり、1617年からは成瀬家が幕末まで九代にわたり城主を務めました。三層四階地下二階の望楼型の天守は国宝五天守のひとつで、2021年の年輪年代法の調査で現存最古の天守と確認されています。最上階の廻縁からは木曽川を見渡せます。

【歴史】

犬山城は愛知県犬山市にあり、木曽川南岸の丘に築かれた平山城です。1537年(天文6年)に織田信長の叔父織田信康が築いたと伝わり、尾張と美濃の国境を押さえる要衝として戦国期を通じて争奪の的となりました。1617年(元和3年)には尾張徳川家の重臣・成瀬正成が城主となり、成瀬家が幕末まで九代にわたって城を守ります。明治維新後は一時愛知県の所有となりましたが、1895年に成瀬家へ譲渡されました。

【特徴】

天守は三層四階地下二階の望楼型で、下部の入母屋造の建物の上に望楼を載せる古式の構成をとっています。国宝に指定された五つの天守のひとつで、2021年に名古屋工業大学が年輪年代法で調べた結果、一階から四階までの部材が1585年(天正13年)からの三年間に伐採された木材と判明し、現存最古の天守と確認されました。最上階には四方を巡る廻縁と高欄が設けられています。

【見どころ】

最上階の望楼からの眺めが犬山城最大の魅力で、廻縁に出ると眼下に木曽川が大きく蛇行し、晴れた日には御嶽山や伊吹山、岐阜城のある金華山まで見渡せます。急勾配の階段や太い梁など、内部に残る古い木組みも見ごたえがあります。城下には江戸期の町割りを残す城下町が続き、城とあわせて歩く人も多くみられます。四月の犬山祭では、からくり人形を乗せた十三輌の車山が城下を巡り、多くの見物客でにぎわいます。

【トリビア】

犬山城は日本百名城の43番に数えられます。かつては成瀬家の個人所有で、日本で唯一の個人所有の城として知られていましたが、2004年に財団法人犬山城白帝文庫へ移管されました。白帝城という別名は、木曽川沿いにそびえる姿を中国の長江のほとりの城になぞらえ、江戸期の儒学者・荻生徂徠が名付けたと伝わります。国宝天守は1935年に旧国宝、1952年に現在の国宝に指定されました。

📅 最終更新: 2026/9/25
犬山城
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です