松山城(伊予)

(まつやまじょう)
切り替え:📍 四国愛媛県 松山市🏯 歴史⛰️ 名所

【概要】

松山市の中心に位置する標高132mの勝山に築かれた平山城です。「賤ヶ岳の七本槍」の一人、加藤嘉明が築城を開始しました。山頂の本丸からは松山市街や瀬戸内海を一望でき、夜景スポットとしても人気があります。

【歴史】

愛媛県松山市にある松山城は、標高132メートルの勝山(城山)の山頂に本丸を、山麓に二之丸と三之丸を配した広大な平山城です。賤ヶ岳の七本槍に数えられた加藤嘉明が1602年に築城を始めましたが、25年近くを費やしても完成を見ないまま会津へ転じ、跡を継いだ蒲生忠知が二之丸を仕上げました。岡山にある備中松山城と区別するため、松山城(伊予)あるいは伊予松山城とも呼ばれています。

【特徴】

現在の天守は、1784年の落雷で焼失したのち1854年に再建されたもので、江戸時代までの姿を伝える現存12天守の中では最も新しい建物にあたります。三重三階地下一階の天守を小天守や櫓が取り囲む連立式の構えは、城郭建築の完成形とも評され、優美さと堅固さを見事に兼ね備えています。山の斜面に沿って石垣を長く連ねた「登り石垣」も残り、現存12天守でこれを見られるのは彦根城とここだけです。

【見どころ】

山頂へはロープウェイと一人乗りリフトが通じており、リフトなら風を感じながらの空中散歩を楽しむことができます。本丸からは松山の市街地と瀬戸内海、晴れた日には石鎚山までを見渡すことができ、夜景の名所としても人気があります。山頂部には重要文化財21棟を含む51棟の建物が並び、筒井門や太鼓櫓、乾櫓など、実際に敵を迎え撃つ構えを歩きながら体感することができます。

【トリビア】

本丸の北隅に建つ野原櫓は、日本で唯一現存する望楼型の二重櫓で、入母屋造の屋根の上に物見をのせた形から天守の原型ともいわれる、たいへん貴重な建物です。城内には「隠門(かくれもん)」と呼ばれる仕掛けがあり、正面の筒井門に気を取られた敵の背後を突く構造になっています。城山公園は市民の憩いの場となっており、松山は正岡子規や夏目漱石にゆかりの深い土地としても親しまれています。

📅 最終更新: 2026/9/17
松山城(伊予)
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です