日本三大魚醤(にほんさんだいのぎょしょう)は、秋田県のしょっつる、石川県のいしる(よしる)、香川県のいかなご醤油を指します。これらは古くから日本各地で作られてきた天然の調味料で、魚介類を塩漬けにして発酵・熟成させることで生まれる、濃厚な旨味と独特の風味が特徴です。
A.しょっつるは主にハタハタ、いしる(魚汁)はイワシやサバ、またはイカの内臓、いかなご醤油は瀬戸内海で獲れるイカナゴを原料とします。いずれも魚介を塩漬けにして発酵・熟成させて作る調味料です。
A.しょっつるは一年から三年ほどかけて発酵、熟成させます。いしる(魚汁)はイワシやサバを使うものが半年から一年ほど、イカの内臓を使うものが二年ほどの熟成です。いかなご醤油は半年以上かけて熟成させます。
A.しょっつるは秋田の冬の食卓に欠かせない「しょっつる鍋」、いしる(魚汁)はホタテの貝殻を器にして煮込む能登の「貝焼き」が代表的です。いかなご醤油は癖が穏やかなため、醤油の代わりに煮物や吸い物の隠し味などへ幅広く使われます。
A.はい、いかなご醤油は1960年ごろにいったん姿を消しました。第二次世界大戦中とその直後には代用醤油として盛んに作られましたが、食料事情が豊かになると需要を失いました。その後、関係者の尽力によって1998年ごろに生産が再開されています。
A.三つの産地は秋田県・石川県・香川県に分かれています。直線距離でしょっつるといしる(魚汁)は約380km、いしる(魚汁)といかなご醤油は約430km、しょっつるといかなご醤油は約800km離れています。