日本三大地鶏は、愛知県の名古屋コーチン、秋田県の比内地鶏、鹿児島県の薩摩地鶏を指します。いずれも長い歴史と独自の品種改良により育まれた銘柄鶏で、濃厚な旨味と適度な歯ごたえが特徴の、日本を代表する高級食材です。
A.最も早いのは名古屋コーチンで、1882年頃に海部壮平・正秀兄弟が作り出した鶏に始まります。比内地鶏は秋田県畜産試験場が1973年から品種改良に着手して作出し、薩摩地鶏は鹿児島県畜産試験場が2000年度に「さつま地鶏」として作出しました。
A.どちらも国の天然記念物の鶏の雄に、ロードアイランドレッド種の雌を組み合わせて作られた点が共通しています。比内地鶏は1942年に指定された比内鶏、薩摩地鶏は1943年に指定された薩摩鶏をもとに、それぞれの県の畜産試験場が作出しました。
A.発祥の地は名古屋市ではなく小牧市です。現在の小牧市池之内で作り出され、名古屋周辺から出荷されたことから明治30年代ごろに「名古屋コーチン」の名が定着しました。池之内には発祥の碑が建てられています。
A.名古屋コーチンは鶏すきや水炊き、親子丼などに使われ、尾張地方には鶏肉のすき焼き「ひきずり」があります。比内地鶏は秋田名物のきりたんぽ鍋に欠かせない食材です。薩摩地鶏は鹿児島の鳥刺しやたたき、炭火焼きで味わわれています。