日本三大饅頭(にほんさんだいまんじゅう)は、長い歴史と伝統を持ち、日本全国で愛され続けている3つの饅頭の総称です。饅頭の元祖である東京の「志ほせ饅頭」、甘酒の香りが特徴的な岡山の「大手まんぢゅう」、薄い皮に餡が詰まった福島の「薄皮饅頭」を指します。それぞれ製法や味わいは異なりますが、日本の和菓子文化を象徴する存在です。
A.最も古いのは志ほせ饅頭で、塩瀬総本家の歴史は貞和5年(1349年)にさかのぼります。大手まんぢゅうを作る大手饅頭伊部屋は天保8年(1837年)、薄皮饅頭を作る柏屋は嘉永5年(1852年)の創業です。
A.志ほせ饅頭は大和芋と米粉の生地、大手まんぢゅうは甘酒を使った酒饅頭の生地、薄皮饅頭は黒糖と黒糖の蜜を混ぜた生地です。大手まんぢゅうは餡が透けて見えるほど皮が薄く、薄皮饅頭も皮を可能な限り薄く延ばしてこし餡をたっぷり包んでいます。
A.林浄因は、宋から龍山徳見禅師に随って来日し、日本で初めての甘い饅頭を作ったとされる人物です。肉を口にできない僧侶のために、小豆を甘葛煎の甘みで煮た餡を皮で包んだと伝わります。現在は奈良の林神社に菓子の神として祀られています。
A.三つは東京都、岡山県、福島県にあり、それぞれ離れています。直線距離で志ほせ饅頭と薄皮饅頭は約200km、志ほせ饅頭と大手まんぢゅうは約540km、大手まんぢゅうと薄皮饅頭は約650km離れています。