薩摩地鶏

(さつまじどり)
📍 鹿児島県 鹿児島市🥢 名産🍜 料理

【概要】

薩摩地鶏は、国の天然記念物「薩摩鶏」を基礎に鹿児島県畜産試験場が改良した銘柄鶏です。アミノ酸を多く含み、コクのある深い旨味が特徴。低脂肪できめ細やかな肉質で、2005年地鶏コンテストで最優秀賞を受賞しました。

【歴史】

薩摩地鶏の父系となる薩摩鶏は、薩摩藩の武士たちの士気を高める闘鶏用に江戸時代に改良された鶏種で、長い脚と美しい尾羽を持ち、1943年に国の天然記念物に指定されました。鹿児島県畜産試験場は1990年から約10年をかけ、薩摩鶏の雄とロードアイランドレッド種の雌の交雑鶏を12世代にわたって交配・選抜し、2000年度に「さつま地鶏」として作出しました。

【特徴】

薩摩地鶏は闘鶏の血を引くため筋肉質で引き締まった肉質を持ち、筋繊維が細かく、適度な歯ごたえがありながら柔らかいのが特徴です。アミノ酸などの旨味成分を多く含み、煮ても焼いても硬くなりにくく、コクのある深い味わいが楽しめます。2005年度の「地鶏・銘柄鶏食味コンテスト」ではグランプリの最優秀賞を受賞し、その美味しさが全国に認められました。

【食べ方】

鹿児島県には新鮮な鶏肉を「鳥刺し」やたたきで食べる食文化が根付いており、薩摩地鶏の刺身はコリコリとした歯ごたえと噛むほどに広がる甘みが持ち味で、芋焼酎との相性は抜群です。鹿児島市内では炭火焼きも定番で、香ばしい香りとあふれる肉汁を楽しめます。鶏の水炊きや鶏鍋など、旨味の濃いだしを生かした料理にも用いられます。

【トリビア】

鹿児島県では薩摩鶏を父とする「さつま若しゃも」「黒さつま鶏」も生産され、あわせて「かごしま地鶏」と呼ばれています。生食文化を支えるため、鹿児島県は独自に生食用食鳥肉の衛生基準を定めており、厳しい管理のもとで鳥刺しが提供されています。薩摩鶏は鹿児島で約800年前から飼われてきたと伝わり、闘鶏用に育まれた気性の荒さが薩摩地鶏の肉質にも生きています。

📅 最終更新: 2026/9/6
薩摩地鶏
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です