1915年(大正4年)に実業之日本社が主催した全国投票によって、日本三景(松島、天橋立、宮島)に次ぐ新しい日本の名勝として選定されたのが「日本新三景」です。活火山の駒ヶ岳と無数の小島が浮かぶ湖沼群が織りなす北海道の「大沼」、数万本の松林と海、そして雪化粧の富士山が奇跡的な構図を生む静岡県の「三保の松原」、山国川の急流が数万年かけて刻み込んだ奇岩と紅葉のコントラストが圧巻の大分県「耶馬渓」の三つです。それぞれが独自のダイナミックな自然美を誇る、近代日本を代表する絶景スポットです。
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A.日本新三景は、1915年(大正4年)に実業之日本社が主催した全国投票によって選ばれました。日本三景(松島、天橋立、宮島)に次ぐ新しい名勝として、北海道の大沼、静岡県の三保の松原、大分県の耶馬渓の三つが選定されています。
A.大沼は駒ヶ岳の噴火でできた湖沼群に126の小島が浮かぶ湖の景色です。三保の松原は約7キロメートルの海岸に約3万本の松が茂り、その先に富士山を望む海辺の景色、耶馬渓は山国川の浸食で奇岩や奇峰が連なる渓谷の景色です。
A.大沼と耶馬渓はどちらも火山活動が関わっています。大沼は活火山の駒ヶ岳の噴火で川が堰き止められてでき、耶馬渓は火山活動による溶岩や火山灰を山国川が長い年月をかけて浸食して生まれました。三保の松原は駿河湾に突き出た三保半島にある松林の景勝地です。
A.大沼では夏にカヌーや遊覧船、冬は結氷した湖上でのワカサギ釣りが楽しめます。耶馬渓は秋の紅葉が見事で、深耶馬渓の「一目八景」は九州屈指の紅葉の名所です。三保の松原は空気の澄んだ晴れた日に雪化粧の富士山を望む景色が美しくなります。
A.北海道・静岡県・大分県に分かれており、直線距離で大沼と三保の松原が約800km、三保の松原と耶馬渓が約700km、大沼と耶馬渓が約1260km離れています。日本新三景は北から南まで広く散らばっているため、一度にすべてを巡るのは難しい距離です。