日本三奇橋(にほんさんききょう)は、日本の橋の中でも特に構造が特異で、歴史的な価値が高いとされる3つの橋の総称です。一般的には、アーチ構造の美しさで知られる「錦帯橋(山口県)」、深い渓谷に架かる刎橋「猿橋(山梨県)」、そしてカズラで編まれた吊り橋「祖谷のかずら橋(徳島県)」を指します。三つ目には日光の「神橋(栃木県)」や木曽の桟、愛本橋を挙げる説もあります。これらは古くからの架橋技術を今に伝える貴重な土木遺産であり、周囲の景観と一体となった美しさは多くの観光客を魅了しています。
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A.資料によって異なります。猿橋と錦帯橋はほぼ動きませんが、残る一つには祖谷のかずら橋のほか、木曽の桟や日光の神橋、越中の愛本橋を挙げる説もあります。愛本橋は猿橋と同じ刎橋でしたが、明治期の洪水で流失し、現在は別の形式の橋に架け替えられています。
A.三つとも構造が大きく異なります。猿橋は橋脚を立てずに両岸から刎木を四層に突き出して桁を受ける「刎橋」、錦帯橋は中央の3連が木造アーチ橋で両端の2連が桁橋という5連の橋です。祖谷のかずら橋は、山に自生するシラクチカズラの蔓を編み上げて造られた吊り橋です。
A.最も長いのは錦帯橋で、長さは193.3メートルです。祖谷のかずら橋は長さ約四十五メートル、猿橋は長さ約三十・九メートルです。水面からの高さでは、猿橋が約三十一メートル、祖谷のかずら橋が約十四メートルとなっています。
A.三つとも架け替えを重ねてきました。錦帯橋は江戸時代にアーチ橋の部分を約20年ごと、桁橋の部分を約40年ごとに架け替え、2001年度から2004年にかけて「平成の架替」が行われました。祖谷のかずら橋は三年に一度、地元のかずら橋保勝会の手で架け替えられ、猿橋は嘉永年間の絵図をもとに1984年に復元されたものです。
A.三つは山梨県・山口県・徳島県に分かれ、離れています。直線距離で最も近いのは錦帯橋と祖谷のかずら橋で約160km、猿橋と祖谷のかずら橋は約510km、猿橋と錦帯橋は約640kmです。猿橋だけが他の二つから大きく離れています。