【概要】
駒ヶ岳の大噴火によってできた湖沼群に126の小島が浮かび、四季を通じて多彩なアクティビティが楽しめるリゾート地。
【歴史】
北海道の道南、七飯町(ななえちょう)などにまたがる「大沼(おおぬま)」一帯は、1915年(大正4年)に実業之日本社が主催した全国投票によって「日本新三景」の一つに選ばれました。大沼の美しい景観は、江戸時代に寛政の三奇人として知られる高山彦九郎がその絶景を讃えた記録が残っており、明治時代には皇族や海外からの貴賓を案内する道南随一のリゾート地として早くから開発が進められてきました。
【特徴】
大沼の最大の特徴は、活火山である秀峰・駒ヶ岳(こまがたけ)の度重なる大噴火によって川が堰き止められてできた、大小126もの無数の小島が浮かぶ変化に富んだ湖沼群(大沼、小沼、蓴菜沼)です。これらの小島にはそれぞれに趣のある橋が架けられており、水面に映る駒ヶ岳の雄大な姿と、島々に生育する豊かな自然林が織りなす「湖畔の箱庭」のような繊細で美しい景観が、四季折々に訪れる人々を魅了し続けています。
【見どころ】
大沼国定公園では、雄大な自然を体感できる多彩なアクティビティが最大の魅力です。夏は湖畔を巡る爽やかなサイクリングをはじめ、カヌーや遊覧船でのんびりと湖上からの景色を楽しむことができます。一方、冬には完全に結氷した湖の上でのワカサギ釣りやスノーモービル、氷上そりなど、北国ならではの銀世界を満喫することができます。季節ごとに全く異なる美しい顔を見せてくれる大自然のテーマパークです。
【トリビア】
大沼周辺は、日本における「西洋野菜発祥の地」や「近代酪農の発祥の地」としても知られています。プロイセン(現在のドイツ)出身の農業指導者ガルトネルが明治初期にこの地で農業を開拓し、西洋リンゴなどの栽培技術を伝えました。現在でも大沼周辺では豊かな大地が広がり、大沼牛や新鮮な牛乳を使ったソフトクリーム、そして大沼名物の「大沼だんご」など、景色だけでなく美味しいグルメも充実しています。




