【概要】
三保の松原は静岡県静岡市の三保半島にある景勝地で、駿河湾に沿った約7キロメートルの海岸線に約3万本の松が茂り、その先に富士山を望みます。万葉集に詠まれ歌川広重も描いた名勝で、1915年に日本新三景に選ばれ、2013年には世界文化遺産「富士山」の構成資産にも登録されました。天女が羽衣を掛けたと伝わる「羽衣の松」は現在三代目です。
【歴史】
静岡県静岡市の三保半島にある三保の松原は、万葉集に詠まれ、浮世絵師の歌川広重が描くなど、古くから日本を象徴する名勝として愛されてきました。1915年には実業之日本社が読者投票で選んだ「日本新三景」の一つに数えられ、北海道の大沼、大分の耶馬渓とともに全国に知られるようになります。天女が舞い降りて松の枝に羽衣を掛けたという羽衣伝説の舞台としても親しまれてきました。
【特徴】
駿河湾に突き出た約7キロメートルの海岸線に沿って、およそ3万本の松が青々と生い茂っています。打ち寄せる白い波、力強く枝を伸ばす松林の緑、そして海の向こうにそびえる雪化粧の富士山という、日本の美をそのまま切り取ったような構図が最大の魅力です。2013年には世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとしても登録されました。
【見どころ】
天女が羽衣を掛けたと伝わる「羽衣の松」は、訪れたらぜひ立ち寄りたい一本で、現在の松は三代目にあたります。海岸線に沿って遊歩道が整備されており、松林の切れ間から不意に富士山が現れる瞬間の感動はなかなか言葉になりません。空気の澄んだ晴れた日には、青い空と海、松の緑、白く輝く富士山のコントラストがもっとも美しく浮かび上がります。
【トリビア】
この景観を守るには大変な手間がかかり、地元の住民やボランティアによる松葉掻きなどの地道な保全活動によって、松林の姿が何百年も受け継がれてきました。海岸の侵食対策も長年の課題となっています。近くの「静岡市三保松原文化創造センター(みほしるべ)」では、羽衣伝説や松原の歴史、保全の取り組みを映像や展示で分かりやすく学ぶことができます。
