【概要】
山国川流域に広がる景勝地。本耶馬渓の「青の洞門」や「競秀峰(きょうしゅうほう)」など、柱状節理の奇岩が連なるダイナミックな景観が特徴です。頼山陽が絶賛したことでも知られ、紅葉の名所としても有名です。
【歴史】
大分県中津市にある耶馬渓(やばけい)は、頼山陽が「耶馬渓天下無」と漢詩に詠んだことからその名が広まりました。山国川流域に広がる奇岩・渓谷美の総称で、福沢諭吉が私財を投じて景観保護(競売に出された土地を買い取った)をしたことでも知られ、「日本初のナショナルトラスト運動」の地とも言われます。
【特徴】
凝灰岩や溶岩が浸食されてできた、屏風のように連なる岩壁や、空に突き刺さるような奇峰が連続します。「一目八景(ひとめはっけい)」は、一度に8つの奇岩を見渡せる展望台からの眺めで、紅葉の時期は特に絶景。トンネルを掘って作られた「青の洞門」も有名です。
【見どころ】
「青の洞門」は、禅海和尚が断崖絶壁を通行する人々を救うために、ノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたという伝説のトンネル。現在は車で通ることもできます。サイクリング特別道(メイプル耶馬サイクリングロード)が整備されており、自転車で奇岩巡りが楽しめます。
【トリビア】
耶馬渓の範囲は非常に広く、「本耶馬渓」「深耶馬渓」「奥耶馬渓」などに分かれています。それぞれ違った表情の景色を楽しめます。紅葉の名所として名高いですが、新緑の季節も岩肌とのコントラストが美しくおすすめです。
📅 最終更新: 2026/1/3
