日本三名鐘(にほんさんめいしょう)とは、日本を代表する3つの梵鐘のことです。「声の三井寺」「姿の平等院」「銘の神護寺」と言われ、それぞれ音色、装飾、刻まれた銘文の素晴らしさで知られています。
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A.三つの鐘がそれぞれ何によって名高いかを表した言葉です。三井寺の鐘は音色、平等院の鐘は表面を覆う浮き彫りの装飾の美しさ、神護寺の鐘は当代一流の文人による銘文で知られます。平等院の鐘には銘文がまったく刻まれておらず、銘で知られる神護寺の鐘とは好対照をなしています。
A.神護寺の鐘です。貞観17年(875年)に鋳造された国宝です。平等院の鐘は平安時代の11世紀なかごろの鋳造と考えられています。三井寺の鐘は、現在つり下げられているものが1602年に鋳造されたもので、伝説の残る初代の鐘は霊鐘堂に安置されています。
A.当代一流の三人による合作だからです。平安時代初期を代表する文人の橘広相が序文を、菅原是善が銘文を撰し、藤原敏行が書を揮毫しました。敏行は当代屈指の能書家としても知られ、鐘に刻まれた銘文は書道史上の貴重な資料とされています。
A.三つで扱いが異なります。三井寺の鐘は冥加料を納めれば誰でも撞くことができます。平等院の鐘は実物がミュージアム鳳翔館に収められ、ガラス越しに間近で見られ、鐘楼には複製が吊るされています。神護寺の鐘は撞かれることも一般に公開されることもなく、外から鐘楼を仰ぐことになります。
A.三つの鐘は滋賀県と京都府にあり、比較的近い距離にまとまっています。直線距離では三井寺の鐘と平等院の鐘が約14km、三井寺の鐘と神護寺の鐘が約17km、平等院の鐘と神護寺の鐘が約20km離れています。