日本三大歌集

日本三大歌集

日本の和歌史において特に重要とされる三つの歌集です。現存最古の『万葉集』、最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』、中世歌風を確立した『新古今和歌集』を指します。それぞれが奈良・平安・鎌倉と異なる時代を代表し、日本人の美意識や心の変遷を今に伝えています。

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古今和歌集
🎭 文化🏯 歴史
📍 京都府 京都市

古今和歌集

(こきんわかしゅう)

平安時代初期(905年頃)、醍醐天皇の勅命により編纂された最初の勅撰和歌集です。紀貫之らによって選ばれた約1,100首を収めています。繊細で理知的な「古今調(たをやめぶり)」が特徴で、仮名序は日本最古の歌論としても有名です。

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新古今和歌集
🎭 文化🏯 歴史
📍 京都府 京都市

新古今和歌集

(しんこきんわかしゅう)

鎌倉時代初期(1205年)、後鳥羽上皇の勅命により編纂された八代目の勅撰和歌集です。藤原定家らが撰者となり、約2,000首を収めています。絵画的・象徴的な「新古今調」と呼ばれる幽玄・有心の美を極めました。

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万葉集
🎭 文化🏯 歴史
📍 奈良県 明日香村

万葉集

(まんようしゅう)

奈良時代末期ごろまでに成立したとされる、現存する日本最古の和歌集です。天皇、貴族から防人、農民に至るまで幅広い階層の人々の歌約4,500首を収めています。素朴で力強い「万葉調(ますらをぶり)」が特徴です。編者ははっきりしませんが、最終的な編纂には大伴家持が深く関わったと考えられています。

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❓ 日本三大歌集のよくある質問

Q.日本三大歌集はそれぞれどの時代を代表する歌集ですか?

A.万葉集は奈良、古今和歌集は平安、新古今和歌集は鎌倉と、三つはそれぞれ異なる時代を代表する歌集です。古今和歌集は905年ごろに醍醐天皇の命でまとめられ、新古今和歌集は後鳥羽上皇の命により1205年にまとめられました。万葉集はいつ誰の手で今の形にまとまったのかははっきりしていません。

Q.万葉集と古今和歌集の歌風はどう違いますか?

A.万葉集は飾らず率直な歌いぶりで「ますらをぶり」、古今和歌集は繊細で優美、そして理知的な歌風で「たをやめぶり」と評されます。万葉集には天皇や貴族の歌と並んで東国の農民や防人とその家族の歌までが収められ、古今和歌集では掛詞や縁語といった技法が発達しました。

Q.日本三大歌集にはそれぞれ何首の歌が収められていますか?

A.いずれも全20巻で、万葉集はおよそ4500首、古今和歌集はおよそ1100首、新古今和歌集はおよそ1980首を収めています。万葉集には7世紀後半から8世紀後半にかけて詠まれた、およそ130年間にわたる歌が集められています。

Q.古今和歌集と新古今和歌集の撰者は誰ですか?

A.古今和歌集の撰者は紀貫之、紀友則、凡河内躬恒、壬生忠岑の四人で、紀友則は完成を待たずに世を去りました。新古今和歌集は後鳥羽上皇が源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、飛鳥井雅経を撰者に任じ、完成後も上皇自ら歌の入れ替えを続けました。

Q.元号「令和」は日本三大歌集のどれから採られたのですか?

A.2019年から始まった元号「令和」は、万葉集の巻五にある「梅花の歌三十二首」の序文から採られました。「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」という一節が典拠で、中国の古典ではなく日本の書物を典拠とした元号はこれが初めてです。

📍 所在地マップ

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