【概要】
「姿の平等院」と称されます。鐘の表面には獅子や天人、唐草文様などの繊細で美しい浮き彫りが施されており、平安時代の工芸技術の粋を集めた国宝です。(現在は実物は鳳翔館に収蔵され、鐘楼には複製が吊るされています)
【歴史】
京都府宇治市の平等院にある鐘は、平安時代(11世紀頃)に鋳造された国宝です。「姿の平等院」と称され、その表面に施された装飾の美しさは日本一と言われます。鳳凰堂と同じく、藤原氏の栄華を今に伝える貴重な文化財です。現在は保存のため、鐘楼にあるのはレプリカで、実物は鳳翔館(ミュージアム)に展示されています。
【特徴】
鐘の表面には、天女(飛天)や獅子、唐草文様などが浮き彫りにされており、その繊細で流麗な彫刻は当時の工芸技術の粋を集めたものです。上部の竜頭の装飾も力強く、全体的に均整のとれた美しいプロポーションをしています。
【見どころ】
ミュージアム「鳳翔館」で、国宝の実物を間近に見ることができます。表面の浮き彫りの細部まで観察できるのは貴重な体験。屋外の鐘楼にあるレプリカは、昔のままの姿で境内の風景に溶け込んでおり、鳳凰堂とともに写真映えするスポットです。
【トリビア】
この鐘はかつて、60円切手のデザインにも採用されていました。平安時代の鐘で国宝に指定されているのは、この平等院の鐘と神護寺の鐘などごくわずかです。表面に文字(銘文)が刻まれていないのも特徴の一つで、絵画的な美しさを優先したと考えられています。
📅 最終更新: 2026/1/3




