山城(やまじろ)とは、険しい山を利用して築かれた城のことです。要害堅固な地形を活かし、敵の侵入を防ぎました。「備中松山城(岡山県)」「岩村城(岐阜県)」「高取城(奈良県)」が日本三大山城の代表格です。雲海に浮かぶ姿や、山中に残る石垣群など、独特の景観美と遺構が歴史ファンを魅了します。
A.岩村城です。本丸が標高717メートルに位置し、江戸時代に藩庁が置かれた城の中で最も高い場所にある山城とされます。高取城は標高583メートルの高取山山頂、備中松山城は標高約430メートルの小松山山頂に築かれています。
A.天守が残っているのは備中松山城です。現存天守12城の中で唯一の本格的な山城で、二層二階の天守は天和3年(1683年)に水谷勝宗が大改修したものです。岩村城には建物が残っておらず、高取城も明治6年(1873年)の廃城後は石垣のみが残されました。
A.備中松山城は雲海に浮かぶ姿から「天空の城」、岩村城は霧が発生しやすいことから「霧ヶ城」、高取城は白漆喰の建物が山を覆う様子から「芙蓉城」と呼ばれます。岩村城の城内の「霧ヶ井」には、蛇骨を投げ込むと霧が湧いて城を隠したという伝説が残ります。
A.秋から冬、特に10月〜12月の早朝に見られます。気象条件が揃うと周辺の盆地に濃い霧が発生し、山頂の城だけが雲海の上に浮かんでいるような風景になります。対岸の展望台からの眺めが知られています。
A.3つは岡山県・岐阜県・奈良県に分かれています。直線距離では岩村城と高取城が約180km、備中松山城と高取城が約210km、備中松山城と岩村城が約350km離れています。