日本三悪人(にほんさんあくにん)とは、戦前の歴史教育(皇国史観)において、天皇や朝廷に弓引いた逆賊として「悪人」とされた歴史上の人物、道鏡、平将門、足利尊氏の3人を指します。現代では再評価が進み、それぞれが時代に挑んだ英雄や開拓者としての側面も注目されています。
A.戦前の歴史教育(皇国史観)で、天皇や朝廷に弓引いた逆賊とされたためです。道鏡は宇佐八幡宮の神託をめぐる事件、平将門は「新皇」を称して関東の独立政権を宣言したこと、足利尊氏は後醍醐天皇に背いて北朝を立てたことが、それぞれ逆賊とされる理由になりました。
A.道鏡は奈良時代の僧、平将門は平安時代中期の武将、足利尊氏は鎌倉時代末から南北朝時代の武将です。道鏡は称徳天皇のもとで法王の位に就き、将門は九三九年に関東で乱を起こし、尊氏は室町幕府を開いて初代の征夷大将軍となりました。
A.現代ではそれぞれの再評価が進んでいます。道鏡は称徳天皇の仏教政策を支えた実務者と指摘され、平将門は関東で人々の側に立った英雄とみる見方が古くから根づいています。足利尊氏も、室町文化の礎を築いた為政者として改めて評価されています。
A.道鏡は栃木県下野市の下野薬師寺跡、平将門は東京都千代田区の将門塚や神田明神、足利尊氏は京都府京都市の等持院がゆかりの地です。直線距離で下野市と千代田区は約80km、千代田区と京都市は約370km、下野市と京都市は約400km離れています。