日本三大うなぎとは、静岡県の「浜名湖うなぎ」、愛知県の「三河一色うなぎ」、鹿児島県の「鹿児島うなぎ」を指します。いずれも長年にわたってうなぎの養殖技術を磨いてきた名産地で、全国に上質なうなぎを供給しています。土用の丑の日を中心に、多くの日本人に愛される伝統的な食文化を支える三大産地です。
A.浜名湖うなぎがもっとも古く、日本のうなぎ養殖発祥の地として知られています。浜名湖の養殖は1900年(明治33年)に服部倉治郎が始めたとされます。三河一色うなぎは1904年(明治37年)に民間の養殖池が開かれたのが始まりで、鹿児島うなぎは1960年代に本格的に始まりました。
A.温暖な気候と豊富な地下水に恵まれていることです。浜名湖は淡水と海水が混ざる汽水域でもあり、一色町は矢作川水系の地下水を生かしています。鹿児島は火山性の豊富な地下水に加え、シラスウナギの漁獲量が多いことも養殖を後押ししました。
A.浜松では「関西風」が主流で、腹開きにして蒸さずに直火で焼き上げる蒲焼きが一般的です。鹿児島うなぎは出荷先に合わせ、関東向けには蒸してから焼く「関東風」、関西向けには蒸さずに焼く「関西風」の加工が行われています。
A.浜名湖と一色町で毎年まつりが開かれています。浜名湖では毎年7月に「うなぎまつり」が、西尾市一色町では毎年8月に「一色うなぎまつり」が開催されます。鹿児島でも7月の土用の丑の日前後に各地でうなぎフェアが開かれます。
A.浜名湖うなぎと三河一色うなぎの産地は直線距離で約50kmと近く、静岡県と愛知県の隣り合う地域にあります。鹿児島うなぎの産地からは、浜名湖うなぎまで約710km、三河一色うなぎまで約670km離れています。