日本三大こけし

日本三大こけし

東北地方の温泉地で湯治客向けのお土産として誕生し、現代でも多くのファンを魅了する伝統工芸品が「こけし」です。その中でも特に歴史が深く、代表的な産地とされるのが「日本三大こけし」です。首が回りキュッキュと鳴る構造と華やかな菊模様が特徴の宮城県「鳴子こけし」、頭に赤い放射状の模様があり気品漂う宮城県「遠刈田こけし」、頭頂部の蛇の目模様とロクロ線を使った横縞が美しい福島県「土湯こけし」の三つが挙げられます。

日本三大図鑑>日本三大こけし
鳴子こけし
🥢 名産🎭 文化
📍 宮城県 大崎市

鳴子こけし

(なるここけし)

鳴子こけしは宮城県大崎市の鳴子温泉郷で作られる伝統こけしで、江戸時代末期から明治にかけて湯治客向けの土産物として木地師が作り始めました。首を回すと「キュッキュッ」と鳴るはめ込み構造と、胴に描かれた重ね菊や撫子の模様が特徴で、全国の伝統こけしの中で最も生産量が多い存在です。毎年9月には全国こけし祭りが開かれます。

鳴子こけしの詳細を見る »
遠刈田こけし
🥢 名産🎭 文化
📍 宮城県 蔵王町

遠刈田こけし

(とおがったこけし)

遠刈田こけしは宮城県蔵王町の遠刈田温泉で江戸時代後期から作られてきた伝統こけしで、他産地の職人にも影響を与えた「こけし発祥の地の一つ」とされます。頭頂の赤い放射状の手柄と、おでこから頬にかけての赤い八の字の飾りが気品ある顔立ちを生み、細長い胴には重ね菊や梅などの花模様を職人が手に持って一本ずつ筆で描きます。

遠刈田こけしの詳細を見る »
土湯こけし
🥢 名産🎭 文化
📍 福島県 福島市

土湯こけし

(つちゆこけし)

土湯こけしは福島県福島市の土湯温泉郷に伝わる伝統こけしで、江戸時代末期に定住した木地師が農閑期の副業として作ったのが始まりです。頭頂の黒い蛇の目模様(カセ)、細い三日月形の目、ろくろを高速回転させて描く色鮮やかな横縞の「ロクロ線」が特徴で、山深い環境ゆえに独自の様式が守られてきました。首を回すと「キィキィ」と鳴きます。

土湯こけしの詳細を見る »

❓ 日本三大こけしのよくある質問

Q.日本三大こけしの三つは見た目でどう見分けられますか?

A.頭と胴の模様で見分けられます。鳴子こけしは胴の中央が少しくびれ、重ね菊や撫子が描かれます。遠刈田こけしは頭頂に赤い放射状の手柄、おでこから頬に赤い八の字の飾りがあります。土湯こけしは頭頂の黒い蛇の目模様と、胴の横縞のロクロ線が目印です。

Q.日本三大こけしはいつ頃から作られてきたのですか?

A.三つとも江戸時代の後期から末期に始まったとされます。鳴子こけしは江戸時代末期から明治時代にかけて、遠刈田こけしは江戸時代後期から作られ始め、土湯こけしは江戸時代末期に定住した木地師が作ったのが始まりです。温泉地の土産物や農閑期の手仕事として育ちました。

Q.日本三大こけしのうち、首を回すと鳴るのはどれですか?

A.鳴子こけしと土湯こけしです。鳴子こけしは首を回すと「キュッキュッ」と鳴るはめ込み構造(首入れ)が最大の特徴です。土湯こけしも頭を胴体にはめ込む際に摩擦熱を利用する木地技術が使われており、首を回すと「キィキィ」と鳴きます。

Q.日本三大こけしの産地にはこけしを見られる施設がありますか?

A.三つの産地それぞれにあります。鳴子の日本こけし館には全国の伝統こけし約5,000本、遠刈田温泉のみやぎ蔵王こけし館には約5,500点、福島市の観光交流センター「湯愛舞台」には東北六県のこけし約2,000本が展示されています。

Q.日本三大こけしの産地はどれくらい離れていますか?

A.宮城県と福島県にあり、比較的近くに集まっています。直線距離で鳴子こけしと遠刈田こけしの産地は約70km、遠刈田こけしと土湯こけしの産地は約60km、鳴子こけしと土湯こけしの産地は約120km離れています。

📍 所在地マップ

岩手県宮城県山形県新潟県123鳴子こけし遠刈田こけし土湯こけし50 km地図データ: Natural Earth
  1. 1鳴子こけしGoogle マップ
  2. 2遠刈田こけしGoogle マップ
  3. 3土湯こけしGoogle マップ