【概要】
三河一色うなぎは、愛知県西尾市一色町で養殖されるうなぎのブランドです。一色町は現在、日本一のうなぎ生産量を誇り、全国のうなぎの約4分の1がここで生産されています。矢作川の豊富な水と温暖な気候を活かし、肉厚で脂がのった上質なうなぎを全国に届けています。
【歴史】
一色町でのうなぎ養殖は1904年(明治37年)に始まり、100年以上の歴史があります。当初は小規模でしたが、昭和30年代から急速に発展し、昭和58年には生産量で浜名湖を抜いて日本一となりました。矢作川水系の豊富な地下水と温暖な気候、そして養殖技術の革新が成長を支えました。現在では年間約6,000トンのうなぎを生産し、全国シェアの約25%を占める日本最大のうなぎ産地となっています。
【特徴】
三河一色うなぎの特徴は、肉厚で脂がしっかりとのった濃厚な味わいです。ビニールハウスを使った加温式養殖が主流で、水温を一定に保つことで年間を通じて安定した品質のうなぎを生産しています。また、独自のエサ配合や水質管理により、臭みが少なく身がふっくらとしたうなぎに仕上がります。名古屋名物の「ひつまぶし」に使われるうなぎの多くは一色産であり、東海地方の食文化を支えています。
【見どころ】
西尾市一色町には「一色さかな広場」があり、新鮮なうなぎや海産物を購入することができます。また、うなぎ料理を提供する飲食店も併設されており、産地直送の味を楽しむことができます。一色町では毎年8月に「一色うなぎまつり」が開催され、特価でうなぎを食べられるとあって多くの人で賑わいます。名古屋市内からも車で1時間程度とアクセスが良いのも魅力です。
【トリビア】
一色町は人口約2万人の小さな町ですが、うなぎの生産額は年間約100億円を超え、町の経済の大きな柱となっています。また、一色町で生産されたうなぎは「一色産うなぎ」としてブランド化されており、スーパーや飲食店で人気を集めています。近年は海外輸出も始まっており、アメリカや香港などに一色うなぎが販売されています。ちなみに「ひつまぶし」は名古屋発祥の食べ方で、そのまま、薬味で、お茶漬けでと3通りに味わえます。




