「日本三大東照宮」とは、江戸幕府を開いた徳川家康公(東照大権現)を祀る全国各地の東照宮の中でも、特に歴史的・格式的に重要とされる代表的な3つの神社を指します。世界遺産として名高い「日光東照宮」、家康公の遺骸が最初に葬られた「久能山東照宮」の2社は不動とされ、3つ目については様々ありますが、今回は天海僧正と縁が深い埼玉県の「仙波東照宮」を数えています。
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A.日光東照宮と久能山東照宮の2社は不動とされ、三つ目には様々な説があります。このページでは天海僧正と縁が深い埼玉県の仙波東照宮を数えています。仙波東照宮は、家康公の遺骸が久能山から日光へ移される途中、川越の喜多院で天海僧正が4日間にわたり法要を営んだことに由来します。
A.元和2年(1616年)に駿府城で亡くなった徳川家康公は、遺言により久能山に葬られ、これが久能山東照宮の始まりです。翌年、遺骸は久能山から日光へ移され、その途中に川越の喜多院で天海僧正が法要を営んだことが、仙波東照宮の由来となりました。
A.最初に造営されたのは久能山東照宮で、全国の東照宮のなかで最初に造営され、元和3年(1617年)に社殿が完成しました。仙波東照宮は寛永10年(1633年)に喜多院の境内に創建され、寛永15年(1638年)の川越大火で焼失したのち、寛永17年(1640年)に再建されています。
A.久能山東照宮の社殿は、後の日光東照宮の原型ともいえる荘厳な意匠を備えています。本殿・石の間・拝殿は本殿と拝殿を石の間でつなぐ権現造の複合社殿で、総漆塗り極彩色の社殿は要所に彫刻や飾金具を施しています。2010年に国宝に指定されました。
A.三社は栃木県・静岡県・埼玉県に分かれています。直線距離で日光東照宮と仙波東照宮は約90km、久能山東照宮と仙波東照宮は約140km、日光東照宮と久能山東照宮は約220km離れており、関東の日光東照宮と仙波東照宮は比較的近い位置にあります。