「鍾乳洞」は、数万年から億単位の長い年月をかけて形成された自然の造形美です。日本には数多くの鍾乳洞が存在しますが、中でも「秋芳洞(山口県)」「龍泉洞(岩手県)」「龍河洞(高知県)」の3つは、その規模や美しさ、歴史的価値から日本三大鍾乳洞と称され、いずれも国の天然記念物に指定されています。
A.秋芳洞と龍河洞はどちらも約1キロメートルの観光コースが公開されています。龍泉洞の観光コースは約700メートルで、第1から第3までの地底湖をめぐります。龍河洞には事前の予約が必要な冒険コースもあります。
A.3つとも一年を通じて気温がほぼ一定に保たれています。龍泉洞は10度前後、龍河洞は15度前後、秋芳洞は17度前後です。龍泉洞は冷えるため、夏に訪れるときも上着があると安心とされます。
A.龍泉洞の地底湖の、神秘的な青い水の色を指す呼び名です。第3地底湖は水深98メートルに達し、透明度は41.5メートルを記録しています。ライトアップされた地底湖は底まで見通せるほど澄んでいます。
A.弥生時代の土器が鍾乳石に取り込まれたもので、世界的にも例の少ない遺物です。約2000年をかけて鍾乳石に覆われ、1931年(昭和6年)の本格的な調査で見つかりました。弥生人がこの洞窟で暮らした証として、龍河洞は国の史跡と天然記念物の両方に指定されています。
A.秋芳洞の正しい読みは「あきよしどう」で、「しゅうほうどう」と読むのは誤りです。地名である秋吉の読み方がそのまま受け継がれてきました。かつては滝穴と呼ばれ、1926年に皇太子時代の昭和天皇が訪れたのを記念して秋芳洞と改められました。