日本を代表する三つの峠(山梨・埼玉の雁坂峠、長野・静岡の三伏峠、富山・長野の針ノ木峠)の総称です。標高が高く、険しい山岳地帯にあるこれらの峠は、歴史的に重要な交易路としての役割を果たし、現在では登山の要衝や観光地として知られています。
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A.三伏峠です。南アルプスにある標高2580メートルの峠で、車道の通じる峠を除けば日本で最も高い所にある峠とされます。奥秩父の雁坂峠は標高2082メートルです。
A.人や物を運ぶ山越えの道として使われていました。雁坂峠は武蔵国と甲斐国を結ぶ秩父往還の要所で、繭や生糸を甲州側へ運ぶ道でもありました。針ノ木峠は江戸時代に日本海側の塩を信州へ運ぶ「塩の道」として使われ、三伏峠は信州側の山村と山向こうの谷筋を結ぶ細い山道でした。
A.国道でありながら歩いてしか越えられなかったためです。峠の直下を国道140号の雁坂トンネルが貫いていますが、それが開通する1998年までこの区間には車の通れる道がありませんでした。開通によって秩父と甲府盆地が車で直接結ばれました。
A.峠ごとに見どころの季節が異なります。三伏峠は七月から八月にかけて周囲のお花畑に高山植物が咲きそろいます。針ノ木峠は初夏から夏にかけての雪渓歩きが名物で、近くの蓮華岳は七月にコマクサで染まります。雁坂峠は十月中旬から十一月上旬の紅葉の時期がことのほか美しいとされます。
A.3つの峠は埼玉県と長野県にあり、直線距離では雁坂峠と三伏峠が約70kmと最も近く、雁坂峠と針ノ木峠、三伏峠と針ノ木峠はそれぞれ約120km離れています。いずれも山岳地帯にあり、登山道を歩いて訪れる峠です。