日本三大おでんとは、静岡おでん・金沢おでん・関東おでんの3つを指します。黒いスープにだし粉をかける静岡おでん、カニ面や車麩など上品な具材が並ぶ金沢おでん、ちくわぶやはんぺんが定番の関東おでんと、それぞれの地域の食文化や気候を反映した個性豊かなおでん文化が日本各地で愛されています。冬の定番料理でありながら、静岡では一年中楽しめるなど、各地で独自の進化を遂げた日本を代表するご当地グルメです。
A.静岡おでんは牛すじの旨味が凝縮された真っ黒なスープ、金沢おでんは昆布と鰹節から取った透き通る黄金色の出汁、関東おでんは昆布と鰹節の出汁を濃口醤油で調えたものです。静岡おでんのスープは見た目ほど味は濃くなく、まろやかなコクがあります。
A.静岡おでんは黒はんぺん、金沢おでんはカニ面や車麩、バイ貝、源助大根、関東おでんはちくわぶと白いはんぺんが代表的です。カニ面は香箱ガニの甲羅に身と内子、外子を詰めた一品で、ちくわぶは小麦粉と塩で作る関東独特の具材です。
A.食べる直前に、だし粉と青のりをたっぷりかけるのが静岡流の作法です。静岡おでんの会は、黒はんぺん、黒いスープ、串に刺してある、青のりとだし粉をかける、駄菓子屋にもあるという五か条を掲げて発信を続けています。
A.カニ面は、香箱ガニの漁期に合わせた11月から12月末頃までの期間限定です。職人が手作業でカニの身をほぐして甲羅に詰めるため、一つ仕込むのに30分ほどかかるといわれ、売り切れることも珍しくありません。
A.日本三大おでんの本場は静岡県・石川県・東京都に分かれています。直線距離で静岡おでんと関東おでんは約150km、静岡おでんと金沢おでんは約240km、金沢おでんと関東おでんは約290km離れています。