東京の麻布十番「浪花家総本店」、人形町「柳屋」、四谷「わかば」の三店は、たい焼き御三家とも呼ばれ、日本三大たい焼きとして知られています。いずれも一匹ずつ専用の型で焼き上げる一丁焼きを守り、店ごとに持ち味の異なる薄皮と自家製のあんこで長年愛されてきた老舗です。明治・大正・昭和とそれぞれ創業年代の異なる三店の食べ比べは、東京の庶民の味の歴史をたどる小さな旅でもあります。
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A.浪花家総本店が1909年、柳屋が1916年、わかばが1953年の創業で、明治・大正・昭和とそれぞれ創業年代が異なります。浪花家総本店は九段で創業し、戦後の1948年ごろに現在の麻布十番へ移りました。
A.三店とも一匹ずつ専用の型で焼き上げる「一丁焼き」を守り、自家製のあんこで長年愛されてきました。浪花家総本店と柳屋では、職人が鋳物の型を直火にかざしながら焼き上げます。
A.浪花家総本店と柳屋は薄くパリッとした皮が持ち味で、わかばは薄めながらもっちりとした皮と、頭から尾の先までぎっしり詰まった自家製のつぶあんが特徴です。柳屋では型からあふれた生地が焼けた「羽根」の香ばしさも楽しまれています。
A.浪花家総本店はたい焼きの始まりになったと伝えられる店です。今川焼きが売れず、亀の形の焼き菓子も振るわなかったため、当時は高級魚だった鯛の形にしたところ大評判となったといわれます。
A.三店とも東京都にあり、港区の浪花家総本店と新宿区のわかばは直線距離で約3km、中央区の柳屋は浪花家総本店、わかばのどちらからも約5km離れています。