「日本三古湯」とは、日本書紀や風土記などの古文書に登場する、日本で最も歴史のある3つの温泉、「有馬温泉(兵庫県)」、「道後温泉(愛媛県)」、「白浜温泉(和歌山県)」を指します。長い歴史の中で多くの皇族や文人墨客に愛され、日本の温泉文化の原点とも言える名湯です。
A.三つとも『日本書紀』に記録が残っています。有馬温泉は舒明天皇や孝徳天皇が入浴したと記され、白浜温泉は斉明天皇や持統天皇が訪れたとされます。道後温泉は『日本書紀』や『万葉集』に登場し、白浜温泉も「牟婁の温湯」として『万葉集』に詠まれました。
A.有馬温泉は赤褐色の「金泉」と無色透明の「銀泉」の二種類の湯を楽しめます。道後温泉はアルカリ性単純温泉で、肌あたりがやわらかく「美人の湯」と親しまれています。白浜温泉は塩化物泉や炭酸水素塩泉など多彩な泉質をもち、海に面した露天風呂が多いのが特徴です。
A.有馬温泉は豊臣秀吉が生涯に何度も足を運んで愛したことで有名で、太閤橋やねね橋が今も残ります。道後温泉には聖徳太子の来浴伝説が伝わり、夏目漱石は松山中学の英語教師だった時代に通った体験を『坊っちゃん』に生かしました。
A.三つは兵庫県・愛媛県・和歌山県に分かれています。直線距離で有馬温泉と白浜温泉は約120km、道後温泉と白浜温泉は約240km、有馬温泉と道後温泉は約250km離れています。