【概要】
和歌山県の白浜温泉は、かつては「牟婁の湯」と呼ばれ、斉明天皇や持統天皇などが訪れた記録が残っています。太平洋に面した開放的な露天風呂「崎の湯」など、海の絶景を楽しめる温泉が多く、リゾート地としても人気があります。
【歴史】
白浜温泉は和歌山県白浜町にある約1350年の歴史を誇る名湯で、『日本書紀』には斉明天皇や持統天皇が訪れたと記されています。当時は「牟婁の温湯(むろのゆ)」と呼ばれ、『万葉集』にも詠まれました。道後温泉や有馬温泉と並ぶ日本三古湯の一つに数えられ、紀伊半島南部を代表するリゾート地として発展しています。白良浜の白い砂浜やテーマパークのアドベンチャーワールドなど、温泉以外の楽しみも豊富にそろっています。
【特徴】
白浜温泉は塩化物泉や炭酸水素塩泉など多彩な泉質を持ち、町内には数多くの源泉が点在しています。海に面した立地を生かした露天風呂が多く、太平洋を眺めながら湯に浸かれるのが何よりの贅沢です。万葉の時代から湧き続ける「崎の湯」は、波しぶきがかかるほど海に近い絶景の露天風呂として知られます。白良浜は真っ白な砂が続くビーチで、夏になると海水浴を楽しむ人々でにぎわいます。
【見どころ】
湯崎の海岸にある「崎の湯」は、岩場の間から水平線を望める白浜随一の露天風呂です。海に浮かぶ円月島は中央に丸い穴が開いた奇岩で、その穴を夕日が通り抜ける光景は息をのむ美しさになります。三段壁や千畳敷といった豪快な海食崖も見逃せません。パンダで親しまれてきたアドベンチャーワールドではイルカショーやサファリを楽しめ、冬には高級魚のクエ料理が味わえます。
【トリビア】
白良浜の砂は美しさを保つためにオーストラリアから運ばれたもので、同国のゴールドコーストとは姉妹浜の協定を結んでいます。アドベンチャーワールドは長年パンダの繁殖で知られましたが、飼育していた四頭は中国との協定に基づき2025年6月に返還されました。白浜は熊野古道めぐりの拠点としても便利で、南紀の自然と歴史をあわせて楽しむ旅の起点になっています。
