日本三大頑固とは、日本各地に伝わる、特定の地域の人々の頑固な気質を表す代表的な三つの表現の総称です。「津軽じょっぱり」「土佐いごっそう」「肥後もっこす」が一般的に挙げられ、それぞれの地域の風土や歴史が育んだ独特の県民性を表しています。
A.津軽じょっぱりは青森県の津軽地方、土佐いごっそうは高知県、肥後もっこすは熊本県の人々の気質を表す言葉です。いずれも方言に由来し、頑固さを表しながらも、それぞれの土地の県民性を言い表す言葉として地元で親しまれています。
A.三つとも、単なる強情ではなく筋を通す気質を指す点が共通しています。津軽じょっぱりは損得よりも自分の納得を優先する構えを指し、土佐いごっそうは権力とも争う反骨を持ちながら弱い立場の者に情け深く、肥後もっこすは頑固な一方で裏表がなく情に厚いと評されます。
A.それぞれ土地の歴史が背景にあると説明されてきました。津軽じょっぱりは弘前藩と南部氏の長い確執や度重なる凶作、豪雪の暮らし、土佐いごっそうは土佐藩の上士と郷士という身分の隔て、肥後もっこすは細川家が治めた肥後藩で育った実学を重んじる気風が挙げられます。
A.「もっこす」が熊本の県民性を代表する語として定着したのは戦後のことと言われます。それ以前は、人や世間を小ばかにするという意味の「わまかし」がその位置にあったとされます。「もっこす」の語源については諸説があり、はっきりしていません。
A.三つとも地域の誇りを表す言葉として、商品や催しの名に使われています。津軽じょっぱりは弘前の日本酒の銘柄名や、弘前ねぷたまつりの津軽情っ張り大太鼓の名に使われ、土佐いごっそうは土産物や催しの名称に、肥後もっこすは焼酎や菓子、飲食店の名に使われています。