湖の水を引き込んだ堀や、湖面に面して築かれた城郭を「湖城」「水城」と呼びます。「松江城(島根県)」「膳所城(滋賀県)」「高島城(長野県)」は、その美しい景観と、湖を巧みに利用した縄張りから「日本三大湖城」に数えられています。
A.松江城は宍道湖、膳所城は琵琶湖、高島城は諏訪湖のほとりに築かれました。膳所城は本丸と二の丸が湖に突き出すように配置された典型的な水城で、松江城は宍道湖畔の亀田山に築かれ、天守最上階から宍道湖を見渡すことができます。
A.高島城で、日根野高吉が文禄元年(1592年)から慶長3年(1598年)にかけて築きました。膳所城は慶長6年(1601年)に徳川家康が築かせ、江戸幕府による天下普請の第一号とされます。松江城は慶長16年(1611年)に堀尾吉晴によって築城されました。
A.三つの城で状況は大きく異なります。松江城の天守は2015年に64年ぶり5番目となる国宝天守に指定されました。高島城の天守は明治8年に取り壊され、昭和45年(1970年)に復興されたものです。膳所城は明治3年(1870年)に廃城となって建物の大半が失われましたが、城門が近隣の寺社へ移築されて残っています。
A.築城当時は諏訪湖の水が城際まで迫り、周囲を湖と湿地に囲まれていたため、湖上に浮かんでいるように見えたからです。江戸時代を通じて干拓が進み、現在は湖岸が城から遠く離れているため、往時の姿は想像するほかありません。
A.三つの城は島根県、滋賀県、長野県にあります。直線距離で膳所城と高島城は約230km、松江城と膳所城は約260km、松江城と高島城は約460km離れています。膳所城は、松江城と高島城のどちらからも約260km以内の位置にあります。