日本三名城(にほんさんめいじょう)は、兵庫県の姫路城、愛知県の名古屋城、熊本県の熊本城を指します。いずれも日本の城郭建築を代表する名城とされ、姫路城は天守が国宝で世界文化遺産にも登録されています。名古屋城と熊本城にも、国の重要文化財に指定された櫓や門が今に残っています。
A.当時の天守が残るのは姫路城だけです。姫路城は空襲で天守に落ちた焼夷弾が不発で焼失をまぬがれ、大天守は国宝です。名古屋城の天守は1945年の空襲で焼失し、1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されました。熊本城は2016年の熊本地震で被害を受け、2021年に天守の復旧が完了しています。
A.世界遺産で国宝の天守を持つのは姫路城です。姫路城は1993年に法隆寺とともに日本で初めて世界文化遺産に登録されました。名古屋城は城跡全体が国の特別史跡で、焼け残った隅櫓などが重要文化財です。熊本城は創建当時の姿を残す宇土櫓が国の重要文化財に指定されています。
A.加藤清正は熊本城を築き、名古屋城の石垣普請にも加わっています。熊本城は1607年に清正が築いた城で、「武者返し」と呼ばれる石垣が代名詞です。名古屋城は西国の大名に石垣普請を割り当てる天下普請で工事が進められ、城内には清正石と呼ばれる約十トンの巨石が据えられています。
A.姫路城は1346年に赤松貞範が砦を築いたのが始まりとされ、現在の姿は1609年に池田輝政が大改修して整えたものです。名古屋城は1609年(慶長14年)に徳川家康が築城を命じ、1612年(慶長17年)に天守が完成しました。熊本城は1607年に加藤清正が築きました。
A.三つの城は兵庫県・愛知県・熊本県に分かれています。直線距離では姫路城と名古屋城が約200km、姫路城と熊本城が約430km、名古屋城と熊本城が約630km離れています。