日本三大石鳥居(にほんさんだいいしとりい)は、日本全国にある神社仏閣の石造りの鳥居の中でも、特に歴史的価値が高く、規模が巨大で威厳に満ちた三つの名鳥居を指します。栃木県の「日光東照宮」、神奈川県の「鶴岡八幡宮」、そして京都府の「八坂神社」にある石鳥居がこれに該当します。いずれも江戸時代前期(17世紀)に建立されたもので、当時の最高峰の石工技術と権力の象徴として建てられました。木造鳥居とは異なる、重厚で圧倒的な存在感と、何百年もの風雪に耐え抜いてきた石ならではの神秘的な力強さを感じることができる、日本の重要な文化遺産です。
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A.日光東照宮の石鳥居が最も古く、1618年(元和4年)に黒田長政によって奉納されました。八坂神社の石鳥居は1646年(正保3年)に江戸幕府によって造営され、鶴岡八幡宮の一の鳥居は1668年(寛文8年)に徳川家綱によって石造りに建て替えられています。
A.日光東照宮の石鳥居は、黒田長政の領地であった九州(現在の糸島市周辺)の花崗岩を船で関東へ運び、人力で日光の山中まで引き上げて組み立てられました。鶴岡八幡宮の一の鳥居には、備前国の犬島から船で運ばれた花崗岩が使われています。
A.日光東照宮の石鳥居は全15個の石のブロックを組み合わせて造られ、接合部に「遊び」を設けて地震の揺れを逃がしています。一方の八坂神社の石鳥居は、礎石の上に上下2本の巨大な石材を継ぎ合わせただけの、極めてシンプルで豪快な構造です。
A.日光東照宮の石鳥居は、東日本大震災など数々の大地震にも耐え、一度も倒壊したことがありません。鶴岡八幡宮の一の鳥居は1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊し、1936年(昭和11年)に旧材を再利用して再建されました。八坂神社の石鳥居も1662年の地震で倒れ、1666年に再建されています。
A.三つは栃木県・神奈川県・京都府に分かれており、直線距離で日光東照宮と鶴岡八幡宮が約160km、鶴岡八幡宮と八坂神社が約340km、日光東照宮と八坂神社が約400km離れています。関東の二か所と京都の一か所に分けて訪ねる形になります。