日本の原風景と言える茅葺き屋根の集落として特に知られている3つの地域です。歴史的な建築様式が保存されているだけでなく、現在も人々の暮らしが営まれている貴重な景観であり、四季折々の美しい表情を見せます。
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A.岐阜県白川村の白川郷、京都府南丹市の美山かやぶきの里、福島県下郷町の大内宿の三つです。白川郷と美山かやぶきの里は直線距離で約160km、白川郷と大内宿は約290km、美山かやぶきの里と大内宿は約440km離れています。
A.白川郷は屋根の勾配が60度近くもある急な「合掌造り」、美山かやぶきの里は「北山型」と呼ばれる入母屋造りの茅葺き屋根です。白川郷の屋根は釘などの金属部品を使わず木材と縄だけで組み立てられ、美山の棟には「千木」や「雪割り」と呼ばれる装飾が施されています。
A.大内宿は江戸時代、会津若松城下と下野の国を結ぶ下野街道(会津西街道)の宿場町として栄えました。参勤交代の大名行列や旅人、商人がこの宿場で疲れを癒やしたと伝えられ、約450メートルの旧街道沿いに44棟の主屋が並ぶ街並みが残っています。
A.白川郷では雪の積もった合掌造り家屋に明かりが灯る冬の夜間ライトアップ、大内宿では毎年2月に「大内宿雪まつり」が開かれます。美山かやぶきの里では、文化財を火災から守るための「一斉放水」が毎年春と秋の年2回行われます。
A.はい、三つの里では現在も人々の暮らしが営まれています。美山かやぶきの里は住人が実際に生活を営む「生きた集落」で、訪れる際は住人のプライバシーと生活への配慮が求められます。白川郷では屋根の吹き替えを住民同士が助け合う「結」の精神が受け継がれてきました。