日本三大水郷は、水路や掘割が街の中を縦横に走り、舟運とともに発展してきた日本を代表する3つの水郷地帯を指します。滋賀県の近江八幡は琵琶湖の内湖に広がるヨシ原の水郷で、国の重要文化的景観第1号に選定されています。福岡県の柳川は総延長約470kmの掘割が城下町に張り巡らされ、どんこ舟での川下りが有名です。茨城県の潮来は利根川下流に位置し、あやめ祭りや嫁入り舟で知られる情緒あふれる水の郷です。
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A.三つは茨城県、滋賀県、福岡県に分かれているため、一度に回るには長い移動が必要です。直線距離で潮来と近江八幡は約410km、近江八幡と柳川は約570km、潮来と柳川は約980km離れています。
A.潮来では「さっぱ舟」、柳川では「どんこ舟」、近江八幡では手漕ぎの和船で水路を巡れます。さっぱ舟は娘船頭さんが操る平底の小舟、どんこ舟は船頭が長い竹竿で操る平底の小舟で、近江八幡の水郷めぐりはヨシ原の間を縫うように進みます。
A.近江八幡と柳川は城下町づくりとともに水路が整えられ、潮来は利根川下流の舟運の要衝として発展しました。近江八幡では豊臣秀次が琵琶湖と城下町を結ぶ八幡堀を開削し、柳川では蒲池氏や田中吉政が城の防御と治水・利水を兼ねて堀割を整備しました。
A.水郷潮来あやめまつりは5月下旬から6月下旬にかけて開かれ、嫁入り舟はその期間中に行われます。嫁入り舟は白無垢の花嫁がさっぱ舟で前川を渡る婚礼の光景を再現するもので、期間中の水曜・土曜・日曜に公開で行われます。
A.堀干しは、柳川の掘割の水を抜いて泥をさらい、魚を捕る伝統行事です。毎年1月下旬から2月にかけて地域住民が一斉に行う清掃行事で、約400年の歴史があります。掘割はこうした営みによって今も維持管理されています。