日本の数ある鉄道駅の中でも、周囲を大自然に囲まれ、自動車や徒歩での到達が極めて困難な、まさに「秘境」と呼ぶにふさわしい3つの駅です。トンネルと海に挟まれた北海道の小幌駅、エメラルドグリーンの湖上に浮かぶ静岡県の奥大井湖上駅、深い山あいのスイッチバック駅である徳島県の坪尻駅が挙げられます。これらは鉄道ファンのみならず、非日常的な風景を求める多くの人々を魅了し続けています。
#アフィリエイト広告 このページには広告(アフィリエイトリンク)が含まれています
A.三つとも、駅へ通じる車道がないことが共通しています。小幌駅はたどり着く手段が列車に限られ、奥大井湖上駅は列車か鉄橋に併設された遊歩道でしか降り立てません。坪尻駅も車道がなく、外へ出るには険しい山道を歩くほかありません。
A.小幌駅と坪尻駅は、もとは信号場でした。小幌駅は1943年に信号場として開設され1987年に旅客駅へ昇格し、坪尻駅は1929年に信号場として設けられ1950年に旅客駅となりました。奥大井湖上駅は1990年、長島ダムの建設に伴う新線への切り替えに合わせて開業しました。
A.長島ダムによってできた接岨湖に、もとの山の尾根が半島状に残り、その先端に駅が置かれたためです。ホームと待合室だけの小さな駅で、湖面からの高さは約70メートルにも及びます。前後には赤い鉄橋「奥大井レインボーブリッジ」がかかっています。
A.坪尻駅は、急な勾配を克服するために設けられたスイッチバック駅です。本線から分かれた線路を使い、列車が方向を変えながら出入りします。運転士が進行方向を変えるために運転台を移り歩く様子も、間近で見ることができます。
A.三つの駅は北海道、静岡県、徳島県に分かれています。直線距離で奥大井湖上駅と坪尻駅は約420km、小幌駅と奥大井湖上駅は約850km、小幌駅と坪尻駅は約1110km離れています。