日本三大門前町とは、成田山新勝寺の門前町(千葉県成田市)、善光寺の門前町(長野県長野市)、伊勢神宮内宮の鳥居前町であるおはらい町(三重県伊勢市)の3つを指すことが多い名数です。いずれも江戸時代に「成田詣」「善光寺参り」「お伊勢参り」で庶民の信仰と旅の中心となり、参道には旅籠や茶屋が軒を連ねました。ただし公式に定めた選定元はなく、成田に代えて金刀比羅宮の門前町(香川県琴平町)を挙げる数え方もあります。
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A.三つとも江戸時代に庶民の参詣で大きく栄えました。成田山門前町は初代市川團十郎の信仰をきっかけに「成田詣」が人気を集め、善光寺門前町は「牛に引かれて善光寺参り」の言葉が生まれるほど庶民に浸透しました。伊勢では「お伊勢参り」が広まり、数十年おきの「おかげ参り」では全国から数百万人もの庶民が伊勢を目指しました。
A.JR成田駅から新勝寺の総門まで約800メートル続く参道だけで、およそ六十の店がうなぎ料理を出しているためです。これほど密集した例は全国でも珍しいとされます。利根川水系で獲れた天然うなぎを旅人に振る舞ったのが始まりとされ、江戸時代から続く文化です。
A.信州蕎麦と七味唐辛子が代表的な名物です。門前には蕎麦の名店が並び「門前そば」として親しまれています。七味唐辛子の老舗・八幡屋礒五郎では、好みに合わせて七味を調合してもらう体験もできます。約2キロメートルの参道には古い建物を改装したカフェやギャラリーも増えています。
A.おはらい町は伊勢神宮内宮の宇治橋の前から五十鈴川に沿って約800メートル続く鳥居前町で、江戸時代に御師の館が並んだことからその名が生まれました。おかげ横丁はその通りの中ほどに赤福が1993年に開いた一角で、江戸から明治にかけての伊勢路の建物を再現した町並みに五十余りの店が集まっています。
A.三か所は千葉県・長野県・三重県にあります。直線距離で、成田山門前町と善光寺門前町は約210km、成田山門前町とおはらい町は約360km、善光寺門前町とおはらい町は約280km離れています。