日本三大怪魚(にほんさんだいかいぎょ)とは、日本の淡水および汽水域に生息する、規格外の大きさと独特の生態を持つ伝説的な三種の巨大魚、「イトウ」「ビワコオオナマズ」「アカメ」を指します。釣り人の間では「一生に一度は釣り上げたい憧れのターゲット(幻の魚)」として熱狂的な人気を誇ります。北海道の湿原に潜む日本最大の淡水魚イトウ、日本最大の湖である琵琶湖の食物連鎖の頂点に君臨する固有種ビワコオオナマズ、そしてルビーのように赤く光る眼を持ち、四国の河口域に潜むアカメが挙げられます。いずれも生息数が少なく、希少価値が高いことから、環境省によって絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されており、日本の豊かな水辺環境のシンボルであると同時に、保護が急務とされている貴重な存在です。
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A.イトウは天塩川や猿払川、釧路湿原など北海道の道北・道東の限られた水系に残ります。ビワコオオナマズは琵琶湖と淀川水系だけに分布する日本固有種で、アカメは主に高知県と宮崎県の河口や内湾といった汽水域に分布します。
A.日本三大怪魚はいずれも環境省のレッドリストに載っています。イトウとアカメは絶滅危惧IB類に指定され、ビワコオオナマズは準絶滅危惧種です。イトウは開拓に伴う森林伐採や河川改修、ダム建設と乱獲で生息域が急速に狭まりました。
A.日本三大怪魚は野生で出会うのが難しく、水族館や博物館が確実です。イトウは北見市の「北の大地の水族館(山の水族館)」、ビワコオオナマズは草津市の滋賀県立琵琶湖博物館、アカメは高知市の桂浜水族館や四万十市の四万十川学遊館あきついおで展示されています。
A.アカメの目が赤く光るのは、網膜の奥にあるタペータム(輝板)という反射層が光を反射するためです。この仕組みは濁った水の中でもわずかな光を集めるためのもので、夜行性のハンターとして進化してきたことを示しています。名前の由来もこの赤い目です。
A.イトウの産卵は春の4月から5月で、川底の小石の下で営まれます。ビワコオオナマズの産卵期は6月から7月で、梅雨の大雨で琵琶湖が増水すると湖岸のヨシ帯や浅瀬に群れが押し寄せ、夜通し大きな水音を立てて産卵します。