日本三大名月の里(にほんさんだいめいげつのさと)は、古来より月が美しく見える場所として知られ、多くの文学作品や伝説の舞台となった3つの地域、冠着山(姥捨山)、石山寺、桂浜を指します。それぞれが山、湖、海という異なるロケーションで、風情ある月見を楽しむことができます。
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A.山、湖、海という異なる景色の月を楽しめます。冠着山(姥捨山)では棚田の水面に月が映る田毎の月、石山寺では瀬田川や琵琶湖の水面に映る月、桂浜では太平洋の水平線から昇る月が海面に光の帯を描くムーンロードが知られています。
A.姨捨の棚田の一枚一枚に月が映る眺めです。見る位置を移すたびに別の田の水面へ月が宿ることからこの名が付きました。松尾芭蕉も月を見るためにこの地を訪れて句を残し、江戸時代には歌川広重らの浮世絵にも田毎の月の情景が描かれています。
A.紫式部が石山寺で『源氏物語』の構想を得たと伝わります。1004年に七日間の参籠をした紫式部が、琵琶湖の湖面に映る十五夜の月を眺めて須磨の巻を書き起こしたという伝説です。真偽は定かではありませんが、本堂の一角には紫式部が参籠したと伝わる源氏の間が設けられています。
A.石山寺と桂浜で月見の行事が催されています。石山寺では毎年秋に秋月祭が営まれ、境内一帯がライトアップされて静かに月を愛でます。桂浜では中秋の名月に桂浜観月会が催され、灯籠の並ぶ園内で夜遅くまで月を愛でる土佐流の風習が受け継がれています。
A.三か所は長野県・滋賀県・高知県に分かれ、互いに離れています。直線距離で冠着山と石山寺は約260km、石山寺と桂浜は約270km、冠着山と桂浜は約530km離れているため、一度に巡るより一か所ずつ月見の時期に合わせて訪ねるほうが現実的です。