鶴岡八幡宮の石鳥居

(つるがおかはちまんぐうのいしとりい)
📍 神奈川県 鎌倉市🏯 歴史🎭 文化⛰️ 名所

【概要】

神奈川県鎌倉市の中心を貫く参道「若宮大路」の海側入り口に堂々とそびえ立つのが、鶴岡八幡宮の「一の鳥居」です。江戸時代中期の1668年(寛文8年)、江戸幕府の第4代将軍・徳川家綱によって寄進されました。備前国(現在の岡山県)から運んで作られた高さ8.5メートルの巨大な花崗岩製の明神鳥居です。大正時代の関東大震災で一度は倒壊してしまいましたが、その後、修復・再建され、現在も古都鎌倉の玄関口として、海へ向かって吹く風の中で人々の往来を見守っています。

【歴史】

鶴岡八幡宮の一の鳥居は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が1180年に社を現在地へ移したころにさかのぼり、当初は木造でした。1668年(寛文8年)には江戸幕府四代将軍の徳川家綱によって、備前国の犬島から船で運ばれた花崗岩を用いた堅牢な石造りに建て替えられます。1923年(大正12年)の関東大震災で倒壊しましたが、1936年(昭和11年)に旧材をできる限り再利用して再建されました。

【特徴】

鶴岡八幡宮の石鳥居は明神鳥居(みょうじんとりい)と呼ばれる、笠木が緩やかに反り上がった最も一般的な形式です。高さは約8.5メートル、柱の太さは約92センチあり、石造の鳥居としては全国有数の規模を誇ります。震災で柱が折れたため、修復の際にできた継ぎ目が今もはっきりと見て取れます。傷跡を残したまま建ち続ける姿は、鎌倉が経験した災害の歴史を静かに伝えています。

【見どころ】

一の鳥居は、神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮の境内から南へ大きく離れ、由比ヶ浜に近い若宮大路の入口に立っています。ここから二の鳥居、三の鳥居を経て本宮まで、約1.8キロの参道がまっすぐに延びています。鳥居を額縁に見立てると、鎌倉の街並みとその奥の山並みが一直線に収まり、都市計画の巧みさと歴史の深さを同時に感じ取ることができます。

【トリビア】

若宮大路に立つ三つの鳥居は、それぞれ姿が異なります。一の鳥居は灰色の石造りですが、二の鳥居と三の鳥居は朱色の鉄筋コンクリート製です。もとはいずれも石造りでしたが、関東大震災で倒壊したのち、安全面などの事情から現代の材料で建て直されました。一の鳥居は国の重要文化財に指定されており、再建に使われた補足材も家綱のときと同じ備前犬島の石でした。

📅 最終更新: 2026/9/7
鶴岡八幡宮の石鳥居
※画像はAIによって生成されたイメージ画像です