日本三大ハゲ山県

かつて森林伐採や地質的要因により広範囲にわたって山肌が露出していた、愛知県(瀬戸焼の燃料確保)、滋賀県(都造営の建材確保)、岡山県(製塩等の燃料確保)のハゲ山地帯の総称。いずれも花崗岩が風化しやすい地質に加え、産業や生活のための過度な伐採が原因で荒廃したが、明治期以降の砂防工事や植林事業により、現在は緑化が進みつつも独特の景観を残している。

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愛知県(瀬戸のグランドキャニオンなど)
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📍 愛知県

愛知県(瀬戸のグランドキャニオンなど)

(あいちけん)

愛知県、特に瀬戸市周辺の丘陵地帯は、陶磁器(瀬戸焼)の原料となる良質な粘土や珪砂を含む地層が広がっている。古くから窯業が盛んであったため、燃料としての森林伐採や原料採掘により山が荒廃し、花崗岩が風化・浸食された独特の景観(通称「瀬戸のグランドキャニオン」など)が見られる。かつては県内の広範囲でハゲ山が見られたことから、日本三大ハゲ山県の一つに数えられる。現在は砂防工事や植林により緑化が進んでいる。

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滋賀県(田上山)
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📍 滋賀県

滋賀県(田上山)

(しがけん)

滋賀県大津市にある田上山(たなかみやま)は、古くから都の造営などのために木材が伐採され続け、江戸時代には完全なハゲ山となった。花崗岩質の地質が風化し、土砂が流出しやすい状態であったが、明治期以降、オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの指導などにより日本における近代砂防工事発祥の地の一つとして緑化が進められた。現在でも露出した奇岩が点在する独特の景観を残している。

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岡山県(県南部の丘陵地)
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📍 岡山県

岡山県(県南部の丘陵地)

(おかやまけん)

岡山県、特に南部(玉野市など)の瀬戸内海沿岸地域は、降水量が少なく花崗岩が風化しやすいおいう気候・地質に加え、古くからの製塩業やたたら製鉄のための燃料確保による乱伐、山火事の多発などが原因で、広範囲にわたり山肌が露出したハゲ山となっていた。これらの山々は明治以降、大規模な治山・砂防事業の対象となり、緑の回復に多大な努力が注がれてきた歴史を持つ。

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