日本三大美林(にほんさんだいびりん)は、青森ヒバ、秋田スギ、木曽ヒノキのことを指します。これらは日本の代表的な美しい天然林であり、古くから建築用材などとして利用されてきた歴史を持っています。それぞれが厳しい自然環境の中で育まれ、優れた材質と景観美を誇ります。
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A.青森ヒバは淡い黄色の木肌と甘い香りを持ち、湿気やシロアリに強く腐りにくいのが持ち味です。秋田スギは年輪が細かくそろった柾目の美しさと淡い紅色の木肌、木曽ヒノキは緻密な年輪で狂いが少なく、淡い光沢とすがすがしい香りで知られます。
A.三つとも藩が伐採を厳しく管理していました。青森ヒバは各藩がヒバ山を管理し、秋田スギは秋田藩が御直山と呼ばれる藩営の山を設けました。木曽ヒノキは尾張藩が留山に指定して立ち入りを制限し、「木一本首一つ」といわれるほど厳しく保護したと伝わります。
A.青森ヒバはむつ市の奥薬研、秋田スギは能代市の仁鮒水沢スギ植物群落保護林、木曽ヒノキは上松町の赤沢自然休養林が代表的です。直線距離で青森ヒバと秋田スギは約150km、秋田スギと木曽ヒノキは約530km、青森ヒバと木曽ヒノキは約680km離れています。
A.ごく限られた量しか出回っていません。国有林における天然秋田スギの計画的な供給は、資源を守る観点から2012年度をもって終了しました。現在市場に出るのは風倒木や工事にともなって伐られた木に限られ、いっそう希少な木材となっています。
A.木曽ヒノキは伊勢神宮の式年遷宮の御用材として使われています。明治以降は伊勢神宮の造営用材を育てる備林にも指定され、式年遷宮では今も御神木として木曽の山から用材が伐り出され、山中で神事が営まれます。