海や川を舞台に、豪華に装飾された船が巡行する壮大な祭りの総称です。大漁祈願や航海の安全、神霊の渡御(とぎょ)を目的とし、船と水面が織りなす美しい景観が見どころです。「真鶴貴船まつり(神奈川県)」、「塩竈みなと祭(宮城県)」、「管絃祭(広島県)」などが挙げられます。
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A.真鶴貴船まつりは令和五年から七月最終土曜日とその前日の二日間、塩竈みなと祭は七月の海の日とその前日の日曜日の二日間に行われます。管絃祭は旧暦六月十七日の大潮の日に営まれる神事です。
A.平安時代後期に安芸守となった平清盛が、都の貴族が楽しんでいた管絃の遊びを、御祭神を慰めるための神事として取り入れたのが始まりと伝えられます。以来、八百年余りにわたって受け継がれ、十七夜祭という名でも親しまれてきました。
A.昭和二十三年(1948年)に、港町の産業復興と戦後の市民の元気回復を願って始められました。第一回は同年七月十日に開かれています。昭和三十九年に龍鳳丸が奉献されて御座船が二艘となり、現在に続く海上渡御の形が整えられました。
A.どちらも機械の動力に頼らず、人の力で船を進める渡御を守っている点です。真鶴貴船まつりでは漁師町の男たちの櫂さばきで小早船や神輿船が港内を渡御し、管絃祭では三艘の和船を組んだ御座船を、別の船が漕ぎ手の力で曳いて進みます。
A.三つの祭りは神奈川県、宮城県、広島県で行われ、互いに大きく離れています。直線距離で真鶴貴船まつりと塩竈みなと祭は約390km、真鶴貴船まつりと管絃祭は約630km、最も離れた塩竈みなと祭と管絃祭の間は約900kmです。